平成10年 第4回定例会
議会運営委員会記録
平成10年12月17日


◎出席委員:委員長  富山悦昌  副委員長 植田 弘

        委 員   青野 潔 今田哲哉 吉水丈晴
               吉松正憲 稲田 実 日高哲生

        議 長   大本郁夫  副議長 石橋章一



◎本会議場に国旗並びに市旗を掲揚することについて

○大本議長 本日は議会運営委員の皆さんに、本件につきまして御協議をわずらわすことになりますが、よろしくお願い申し上げます。

 去る12月14日、公明、緑風クラブ、志政会、市民リベラル、市民連合クラブ各代表より、私宛てにお手元に配付しておりますとおり、国旗並びに市旗を本会議場に掲揚することについての要望がありました。

 これを受けまして、12月15日各派代表者会議を開催しまして各派の意向を改めて認識いたしましたところ、日本共産党を除く5会派はいずれも要望のとおり実施されたいということでありました。

 富山議会運営委員会委員長におかれましては、以上のことを踏まえられまして何とぞよろしくお取り計らいのほどお願い申し上げます。

[議長宛て要望書を事務局朗読]

○富山委員長 それでは、先ほどの議長の発言、そして事務局が朗読しました要望書の件につきまして、御意見ございますか。


○吉松委員 日の丸については、現在もなお国民の中にさまざまな感情や思いが混在していると思います。オリンピックで活躍した選手の横で掲げられる日の丸に多くの国民が拍手を送っている、こういうことも事実でありますけれども、戦前の侵略戦争と重ね合わせて、複雑な思いをもつ国民がいることもこれまた事実であります。

 本会議場への日の丸の掲揚というような問題は、本来、全会派が一致した場合にのみ実施できるのであって、多数決で強行すべき事柄ではないと考えます。

 府下的に見ても、本会議場への掲揚を行っている自治体は少数ですが、それは国民の中にまだ、さまざまな意見や感情があることのひとつの証左であり、強制すべき問題ではないからなのではないかというふうに考えます。しかも、改選期を数ヶ月後にひかえた今日の時点で性急にことを運ぶべきではないし、重ねて多数決で強行することには強く反対します。


○富山委員長 他に御意見ございませんか。

[「なし」と呼ぶ者あり]

 御意見は先ほど吉松委員からあったわけですけれども、その他の会派の皆さんは、すべて本会議場に国旗並びに市旗を掲揚することについて賛成ということでありますので、多数意見に従うということもありますので、本会議場に国旗並びに市旗を掲揚することについては御了承願いたいと思いますが、御異議ございませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

 それではそういうことで御了承願います。

 なお、掲揚の時期、方法等につきましては、議長に一任いたしたいと思いますが御異議ございませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

 それでは議長に一任といたします。


◎その他

[意見書の文案について]

・別紙意見書(案)のとおり決定。

 なお、議員提出議案第9号については、起立採決となることを確認した。


[12月21日(月)本会議終了後の議員全員協議会(案件:介護保険制度について)の運営について(議長提案)]

・議長提案により次のとおり決定した。

1 質疑については1会派1名とする。