■「シッポ切り」ではなくて「諫め腹退職」だと思いたい

2004/04/15ちょいマジ掲示板書き込みより


 この中本企画部長の突然の退職をどう考えるべきだろうか?

 「偽証したら犯罪に問われる」という法廷での証人尋問を迎えて、ヤバイ話が出てしまった時に備えての「トカゲの尻尾切り」なのだろうか?
 そうではあるまい。

 まず第1に、退職させて「今の市とは関係ない人だ」という形にしたとしても、問題になっているのは「2002年6月の情報隠し事件の真相はどうだったのか」ということであり、当時企画部長だった中本氏の証言は、今現在の身分に関わりなく2002年当時の市の実態を明らかにして、その責任を問うものになるからである。

 それよりも戸田は、中本氏の急な退職は、中本氏自身の意志によるものではな いかと思う。
 「サムライの時代」にあって、道理を重んじる家臣が道理をわきまえない主君を自分の命をもって諫めるために切腹する「諫め腹」(いさめばら)というものがあったと聞いている。

 今回の退職は、「役人」として半生を送って市の序列3位の高級幹部にまで登りつめた中本氏が、最後に自分の職業的良心を賭けて、「一民間人の立場になって」真相を証言することで門真市の違法な「暗黒錯乱行政」を諫めようとした行動ではないかと、戸田は考えたいと思っている。

 実は戸田は、以前に個人的にであるが、中本部長に「1年や2年早く退職したからと言ってそうそう大幅に退職金は減らないだろうから、いっそ退職して自由な立場になって真相をしゃべることで役所と市民に貢献しませんか?」と話をもちかけたことがある。

 その時は、「いやぁ、そんなこと言われても・・・」という対応しかしてもらえなかったが、実は中本氏は内心そのような選択肢を心に浮かべていたのではないだろうか?それが「2/19法廷での4/20証人尋問決定」によって、心の中で大きく膨らんで、今回の選択になったのではないだろうか?

 少なくとも、戸田の見るところ、中本氏はエゲツなく偽証をしてまでも高級幹部の地位に恋々とする人ではなかった。2002年6月の団体情報隠しにしても、畑違いの情報公開問題に無知なまま、たまたまそれを所管する企画部の部長の座にその年の4月に座ったばかりに事件の責任当事者になってしまっただけであって、あんなアホな逆転不開示に何も問題を感じなかったはずがない。

 もう門真市の役所や市長や門真のボス連中に縛られる必要がなくなったのだから、中本氏には良心にそった真実の証言を期待したい。それがあなたの人生の再出発を飾ることになる。

 戸田とこういう出会いを重ねたのも何かの縁でしょう。長い間の宮仕え生活、本当にご苦労様でした。ゆっくり心をほぐして退職後の生活を楽しんで下さい。4/20に晴れ晴れとしてお会いしましょう。それではお元気で。