☆「弱者団体」なるものを発明して情報隠しの曲学阿世

03/10/22ちょいマジ掲示板書き込みより


 もひとつ、曲学阿世のセンセイ達が発明していたのが(審議会議事録を情報公開で入手して初めて分かったことだが〜これは近日中にアップ公開する)、「障害者団体」等を「弱者団体」と命名して「弱者団体の場合は、役員はもとより代表者の氏名さえ公開してはならない」という「新学説」だった。

 この「認定」で、「公金で補助を受けているのに代表者氏名も不開示」とされたのが、「原爆被害者の会」・「母子寡婦福祉会」・「聴覚障害児(者)親の会」の3団体で、このうち前者は「代表者氏名を公開して活動しているし、情報公開で開示されても良い」と明言しているにも拘わらず、「弱者だから不開示」とされてしまったのだ。

 戸田が昨年調べたところ、「差別や心ない風評があり得る」と判断して役員氏名は不開示という「配慮」をしている自治体は府下で2〜3あったが、代表者氏名まで不開示など絶対に筋が通らない話だし、そんなことをしている自治体はどこにもない。
 「弱者団体」と認定されれば、「公金補助を受けてもその代表者氏名すら秘密」というのは、逆にその団体に「責任能力」がないかのように処遇し不審を生じさせる差別で はないか。

 この論でいけば、「部落差別を受けている弱者」たる当事者団体と認定された「同和関係団体」であれば、いくら補助金を受けようが、代表者氏名すら秘密にしてよい、いや当事者が公開している役員氏名までも「公開してはならぬ」ということになる!? 「弱者団体」(ヘンな言葉だ!)と認定するのは行政だけで、ホントもウソも外部には全然知りようがない。団体責任者の名前すら秘密のままに補助金が交付されていく・・、こういう暗黒乱脈行政を曲学阿世センセイ達は実現したいらしいのだ。

 なお、「門真市遺族会」も「弱者団体」になるんではないかと検討したが、「他の団体とは少し弱者の中身が違う」として「弱者団体」からはずしているが(02年12/25審査会・03年3/31審査会・5/28審議)、こういう論議をしていること自体、アホらしいことである。
 また、「聴覚障害児(者)親の会」については、「希望により面談でなく郵送による回答を得たところ、活動にあたっては代表者氏名を公開していない・代表者氏名を開示して欲しくない、という回答だった」(02年12/25審査会)から、開示しないと決たのだと言う。

 市や審査会事務局がどういう説明や問い合わせを「弱者団体」に送ったかは不明だが(これも開示請求して明らかにするするぞ!)、「聴覚障害児(者)親の会」が、「合併推進要望団体」としてこの重大な問題で堂々と団体名と会長名を連ねているのに、
http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/4/gappei/5.8youbousyo.htm
そして市から補助金を受けているのに、「代表者氏名を公開していない・代表者氏名を開示して欲しくない」、というのはまことに奇妙な回答だと言わなければならない。 「合併推進要望団体」に名前を連ねることは「会としての活動ではない」とでも言うのだろうか? もしもそれが「会としての活動ではない」と言うのならば、「会長個人が団体名を勝手に使った」ことになるのではないか?
 また、税金から補助を受ける「団体利益」と責任所在明確化の釣り合いをどうお考えなのだろうか?