■「不確定」じゃなくて「状況的な必然性」ですよ

2004/05/04 「自由論争掲示板」書き込みより

投稿者:戸田


 たかしさんへ。とりあえず反論しておきます。

 「小中学校の統合(廃止)・給食の危機とか市役所が遠くなるとか」は、「そうなるかならないかは不確定の話」ですまされるものではなくて、「財政難打開のための(謝金による)合併」というこの合併の性質から必然的に導き出されるものです。

 ただ合併推進派は、この必然性を今の段階では隠すかできるだけ曖昧にしておきたいから 「不確定」のことのように描き上げようとしているだけです。

 一言で言うならば「ちょっと考えてみれば分かること」の部類の話です。

 何よりも問題なのは、「合併してしまったらもう元には戻れない」という特殊性です。

 市役所にしても、合併計画では「費用節約のために」新庁舎建設をしないとしていても、分散庁舎・分散議会棟では不便不効率このこの上なく、いずれは新設せざるを得なくなるのはそれこそ「火を見るより明らか」なことです。

 「合併して落ち着いてから検討する事も可能」と言いますが、「合併して落ち着く時期」というのは、借金返しと交付税減額で財政が苦しくなってくる時期とだいたい重なるでしょ う。

 合理的必然的推論に基づく問題指摘と、「アヤフヤな財政見通し」と「全国で希なバカ経営陣を自認しつつ引責辞任もしない者達が好き勝手に今後の青写真を描く」仕組みの「『再建団体転落』・合併推進」論とを同列に扱うってのはヘンだと思いますけどね。