■討論の開始;まず戸田の考えを概括的に述べておきます

2004/05/04 「自由論争掲示板」書き込みより

投稿者:戸田


 たかしさん、対応が大変遅れてしまってすみませんでした。直接請求運動の方が気になりながらもとりあえず何点か書いていきます。
 ただし、当方からのひんぱんな回答書き込みは時間労力的に難しいことをあらかじめご承知下さい。当分は直接請求運動の署名集めに労力を集中します。

Q@;合併による最大のデメリットはなんですか?

戸田;デメリットについては、既に何度も公表してますので詳しくはそちらを当たってもら
  うとして、概括的に言えば、

   @今般の合併騒動自体が「政府による地方リストラ策謀長期計画」であり、「借金
     追い貸し事業」にはめられて自らのまちを失う愚策。

   @合併しなければ不要である合併関連費用数百億円かそれ以上の規模の税金浪
     費事業。(国民・市民としての不当負担)

   @長期的には合併によってかえって財政は苦しくなる。(特例債返還、地方交付税減
     額による直接間接の損失等)

   @「議会の約半分は公明党」という異様な「日本最大の公明党王国」出現。

   @各種の市民負担増・サービス減が余儀なくされる方がずっと多い。

   @「地に足着いた改革」が遅れる。今やるべきことは合併推進騒動ではない。

  「最大」をひとつ選ぶことは困難ですが、市政・議会刷新を追及してきた議員の目から見
  て、この合併は本当に市(国)の経費と労力の浪費で百害あって一利なしだと強く感じて
  います。  

 

QC住民投票の最大の意義は何だと思われますか?

戸田;言うまでもないことですが、「住民参加の民主主義」の実施です。議員や市長に自治
   体の境界変更する権利はそもそも付与されていないと考えます。  

 

QA両市は財政再建団体にならないと思いますか?出来るだけ具体的な根拠も。

QB現在の財政状況を打開する具体的な案はありますか?

戸田;まとめて概括的に答えます。また詳しい話は別途書き込みで展開していきますが、
   「財政再建団体」にならないですむ可能性は十分に高いと思っています。
    そのためには、現在のぬるま湯行政・ぬるま湯議会の大刷新が不可欠ですが、現
   在行なわれている(たかしさんもかなり影響を受けている)「財政再建団体転落宣伝」
   は、本当の意味での切迫感も責任感も皆無なままで、「合併という借金負い貸し事
   業」に安易に逃げ込んで、旧来の権力体制を温存するものでしかありません。

    「合併しないと3年後4年後に揃いも揃って財政再建団体転落」だなんて、バカも休
   み休み言え、と戸田は考えています。
    財政状況の打開については、ここ数年間がピークを迎える職員退職金払いによる集
   中的支出問題の打開なり切り抜けなりをそれこそ全庁的に図る(起債を活用して退職
   金に回せるカネを作る・希望者への分割払い等。このピークが過ぎれば楽になる)こと
   と、市の収入・市民の所得を増やす方策を積極的に展開することを軸としつつ、公共
   工事や物品価格の適正な低減化(年間3億〜10億の削減効果が見込める)と、各種
   の冗費の削減で打開ができると思います。

    ただここで不可欠なのが積極的な情報公開と議会の活性化です。土地公社の問題
   やあれこれの開発話によく見られるような「首を傾げざるを得ない」ような億単位の不
   透明・不合理な支出が沢山あり、こういったことをなくするのには議員(や市民オンブ
   ズ)の活性化が絶対必要です。

    門真市議会4会派のように「行政に都合の悪い話は強権的議会運営で質問封じし
   てあげる」ようではお話になりません。

    門真市でのおかしな支出の例については、門真市共産党の市政ニュースにもいく
   つか載っていますから、ひとつの参考として見て下さい。

    http://www.jcp-kadoma.net/news-index.html