合併協、最終回は「総括」を。
日時: 2004/10/24 0:16:07 名前: 橋本  

守口市長である喜多副会長から守口市の住民投票結果報告と合併断念の意向表明がなされたにもか かわらず、門真市側の学識経験委員らから「今初めて聞いたのですぐには判断できない」(山田委員) 「19回もかけて協議会をやってきたのは何だったのか。納得がいかない。」(青木委員)などの発言 が相次ぎ、東会長自身の「合併断念は理解したが、仲良くきれいに別れたい」といった異見も出て、 傍聴席から野次や怒号が乱れ飛ぶなか採決の結果協議会の解散がならなかった10月19日の守口市・門 真市合併協議会。
傍聴者からは「これではまるで住民投票を成立させた守口が悪いみたいだ。喜多市 長の顔を潰された」といった声も。
私も傍聴しての感想をひとこと。  
合併協議会の権能は「新市建設計画の作成」と「合併協定書」のとりまとめであり、 「合併協定書」とりまとめの前提として、協議会としての合併の是非についての判断が要る(「第2 回合併協議会議事録」より)、とされていました。両市合併の是非を問う住民投票の結果が1月前に すでに報道等で明らかにされ、数日前には喜多市長が議会運営委員会で「合併断念」の意向を示し、 議会側も市長の意向を了承した(10月14日付毎日新聞朝刊)うえで、この日守口市側の合併断念の意 向が公開の協議会の場で表明されたのですから、だれが見ても「合併協定書」のとりまとめは不可能 で、協議会としての合併の是非論議ももはや必要なく、速やかに合併協議会の解散を決定するのが道 理でしょう。  
この日の「結論もちこし」を求める門真市側の委員たちの発言は見識ある協議会委員のものとは思 えず、それこそ両市の間にわざわざミゾをつくろうとするようなもの。  
そもそも東会長みずから第2回協議会で「あくまでも最終的に合併を決めるのは私は市民だと思い ます。」と明快に発言し、他の委員からの異論・反論はなかったのですから、守口市での市民意向が 明らかになった9月19日時点で、協議会解散への準備を始めてしかるべきなのに、10月1日の期日を 延期したうえ、10月19日の協議会でも解散できず協議会の幕引きを延ばす運営をおこなった東会長の 責任は重いと思います。
両市長とも財政難の折、一刻も早く単独市としての財政再建に専念しなけれ ばならないはずですが、いったい何を悠長なことをしているのかと呆れました。
税金の無駄遣いとの 批判は当然です。  
ただ、最後にもう1回協議会を開くならば、これまでの協議内容を振り返っての反省会というか 「総括」をきちんとしていただきたいと思います。
協議会が始まって早い段階で住民意向を把握すべ きという意見がありましたが実施されなかったことや、水道料金などの重要項目が協議されるまでに 協議会の開けない長い空白期間があったこと、「新市建設計画」の内容は両市民の支持を得られたの かどうか、「合併協議会だより」やホームページなどでの情報提供のあり方、住民投票前におこなわ れた新市名の公募と協議会での決定のあり方などについて全委員のご意見を最後にお聴きしたいです ね。
とくに、20回に及ぶ協議会で発言されたのが唯一、新市名についての確か「私は門真守口市がい いです。」「私は守口門真市にしてほしいと思います。」というものだけだった門真市と守口市のそ れぞれ婦人団体から来られている2人しかいない女性の委員さん(堤委員と宮本委員)には、ぜひな んらかのご意見を聴かせていただきたいものです。(守口市・橋本)