合併について

日時: 2004/08/23 1:01:18
名前: YUKI

私個人の利益だけで言えば、合併した方が得をします。

なぜなら、一般に合併した方が人権施策の点ではスケールメリットが出るからです。

ご存じの様に、私は人権を中心に活動を行っています。
この立場では、行政には逆らわず、むしろ行政と一体となって人権啓発の展開に協力した方が、行政
の人権施策も進むし、私自身も利得を得ることが出来ます。

しかし、この様な気持ちの悪いことは私には出来ない、やはり、自身で考えて自身の考える様に行動
したいと考えています。

そもそも、合併についての話が出た根拠としての財政赤字にしても、財政赤字が生まれた原因から見
ていくと、合併で解決する様な単純なものではありません。

これは、守口市自身のWebページを見ても分かる事です。
http://www.city.moriguchi.osaka.jp/contents/sitte2/zaisei/01.html

ものすごく単純に解説すると、財政赤字の理由は以下の通りとなります。

1.歳入  1-a)主な収入を法人市民税に依存している
         →景気に影響されやすい
2.歳出  2-a)人件費が高い
         →職員の高年齢化・公共施設が多い
      2-b)扶助費が高い
         →要扶助者に対するサポートが弱い
          (つまり、要扶助者をしっかりサポートし、要扶助者を減らす
          努力が必要)
      2-c)公債費が高い
         →ムーブ21など費用対効果の悪い施設の建設

この問題は、合併しても、しなくても、問題状況は存在し続ける、むしろ、合併した方が、問題は隠
蔽され続け、先送りにされる様に思います。
そして、合併した場合、合併特例債の問題、結果的に地方交付税が少なくなる問題など、合併した方
がデメリットが大きいです。

行政側の提示する「合併しなかった場合どうなるか?」という予想は、「何も対策を講じなかった場
合」です。当然の事ながら、問題状況を放置すれば、悪化します。
もし仮に、問題状況に対し、様々な対策を行ったらどうであろうか?
多分、全然違う数値が出てくる筈です。

私は以上の理由から合併に対して反対の立場です。