8/3守口で合併を問うシンポ 試される議員たち。日時: 2004/08/01 1:30:59名前: 橋本
こんにちは。来る8月3日(火)午後7時から、京阪守口市駅前のエナジーホールでシンポジウム 「守口市・門真市の合併を問う」が開かれます。主催は、住民投票条例案(原案)を発案し、直接請 求運動をおこなった「住民投票を求める守口市民連絡会」。入場無料。 内容は、チラシによれば「報告」と「発言」の2部構成のようで、報告は吉野川可動堰建設の是非 をめぐる住民投票で50%条項をクリアする投票率を示した徳島市から、徳島自治体問題研究所理事の 方が来られて講演され、発言のほうは、守口市議会議員のみなさんとフロアーの参加者からも、とい うことです。議員同士の討論、議員と市民の討論も期待できる? 多くの議員や市民の発言から参加者に投票の際の判断材料をしっかり仕入れてもらい、同時に具体 的な投票率アップのノウハウも学ぼうという狙いでしょう。こうした大規模な合併問題の学習会のよ うなものは、本来行政が率先して開催すべきものと思いますが、今回のシンポジウムには、説明役の 行政の担当者(合併協議会の事務局長など)は出てこないのだとか。それから、不思議なのは、合併 推進派で住民投票条例審査特別委員会で例の50%条項といわれる成立要件を付加した修正案を提出し た硲議員が出席されないとのことで、これでは予想される合併推進派VS反対派、住民投票推進派VSし ぶしぶ派の討論にみずから不戦敗を選んだようなもの。硲議員の発言、じかに聴いてみたい市民は多 いと思いますよ。 住民投票条例は、門真市でも守口市とほぼ同様の成立要件付き、投票資格者には18歳、19歳、永住 外国人は含めない内容のものが成立しましたね。私は、7月23日の請求代表者による意見陳述のあっ た本会議に続いて開かれた「合併問題等特別委員会」を傍聴しましたが、審議時間は、昼の休憩時間 をはさんで前後で約1時間半ほどではなかったかと思います。守口市議会の「住民投票条例審査特別 委員会」が2日間にわたり、計約9時間に及ぶ議論を繰り広げたのとは対照的、全体の印象は大変おと なしく、50%条項に反対する共産党の委員の発言にも迫力は感じられませんでした。ただ、守口とち がって、目的条文は触らず、「調査」などという余計な文言を入れようという意見や修正案がまった く出なかったのは賢明だったと思いました。 門真市議会の特別委の場合は、すでに守口市議会が条例可決したということのほか、住民投票賛成 派は共産党の委員1名だけという事情もあって盛り上がらなかったようですが、この点守口市議会は、 合併問題・住民投票について昨年11月から10回以上開催してきた「合併問題調査特別委員会」、住民 投票に係る請願を審査した「財政総務委員会」そして「住民投票条例審査特別委員会」に合わせて20 人の議員が所属して議論を戦わせてきた経緯があり、結果、住民投票条例制定には全員賛成した上で、 条例内容については意見が大きく分かれている状態ですから、守口市の議員たちの意見を聴きくらべ ることはなかなか興味深いですよ。合併賛成派&住民投票しぶしぶ派がシンポジウムに出席しなかっ たとしても、合併反対派&住民投票推進派の意見をいろいろ聴けることは、きっと合併問題への見方 を深めてくれるでしょう。 ちょうど8月1日発行の広報折り込みの「合併協議会だより」第13号に新市の財政計画と重要事項の 協議結果などが大きく出ていましたから、それらについて参加した市民が議員さんたちにどんどん質 問するのにも3日のシンポジウムはタイムリーな企画と思います。市民の質問にどう答えるのか、議 員さんたちも試されるのです。 (守口市・橋本)
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