反公明党戦術;奇策の面もあるが確実な最大公約数。採用の事情

日時: 2004/09/26 6:45:50
名前: 戸田

 戸田が合併反対の主要な理由に(これだけではない)「合併=日本最大の公明党王国づ
くり」を挙げて宣伝を進めたこと(これを仮に「反公明党戦術」と名付けますが)について、賛否い
ろいろの意見があります。
 たしかにこの戦術は通常の合併反対運動の感覚からすれば、「正攻法」からはずれた、
そしてかなり「あざとい」決め付け戦術と捉えられるでしょう。
 しかしながら、戸田は以下のように考えます。
1;「合併=日本最大の公明党王国づくり」そのものは紛れもない事実である。そしてこ
 れは85%程度と推測される公明党不支持の圧倒的多数の市民にとって、すなわち市民全
 体にとって由々しき不利益であること。
2;市長選などで共産党支持候補が立った時に他陣営が「共産党市政になることを許すな」
 という決め付け宣伝をすることはよくあること。(その多くが過大宣伝だが)
  それに較べれば、合併反対での反公明党戦術は部地に別に奇異ではない。
3;「対公明党・創価学会の意識解放運動」としての合併反対運動の側面
  これについては、9/14の戸田書き込みを別途再掲します。
4;特に門真のように、「議会与党4会派の合併賛成結託が強固で全然流動化しない」、
 「議会でまともな合併問題審議がなされない」(守口市議会での各種審議を見よ!)、
 「合併賛成議員に対する市民からの突き上げ圧力がほとんどない」状況の下では、そし
 てまた門真守口を通じて合併推進勢力と市当局がまともな公開討論を拒絶し、数字の操
 作やウソデタラメを一方的に宣伝するだけ(つまり財政問題等まじめな論議が噛み合わ
 ない)状況下では、一般市民に合併の弊害を分かり易く端的に示し、公明党以外の与党
 支持の市民にも合併反対を促すためには、反公明党戦術は市民の最大多数の意向に沿っ
 た、最も効果的で必要な戦術であった。
5;公明党・創価学会に対する反感や萎縮の度合いは、個々人の市民的自立度合いにある
 程度(かなりの程度)左右される。公明党・創価学会の人々に対して自分の意見を自由
 に言える、自立度の高い人は萎縮しないし、嫌いではあっても鬱屈した反感は少ないだ
 ろう。そういう人達にとっては、戸田の戦術はあざとく感じられて、「合併反対の公明党
 の人もいるのに、公明党支持者全体を悪者のように宣伝するのはかわいそう」という感
 覚を持ちやすいだろう。
  しかし戸田の見るところ、そういう人よりも、公明党への萎縮感からの解放が必要と
 されている人々がずっと多いと思う。
  別の言い方をすると、門真の現実においては、公明党への強烈な批判言論が多くの市
 民から必要とされている、と思う。