慰労に感謝。投票率の違いは民度の差ではなく宣伝の量と迫力の差だと

日時: 2004/09/25 16:59:30
名前: 戸田

 門真の蓮根さん、励ましの書き込みに感謝します。猛烈な闘いの連続による疲れは、頭
脳的・精神的にも確かにあります。9/22に田中知事に会って直接お礼を言うことができて
肩の荷も降りましたが、田中知事招請の始まりから終わりまでの過程での気疲れもいろい
ろありました。
 さて、門真の38.58%という低い投票率は確かに情けない事実ではありますが、戸田と
してはこれを門真と守口の民度の差とは、あまり考えていません。「門真の市民意識の方
が守口よりも相対的には進んでいる」、とすら戸田が考えていることは既に述べた通りです。
http://www.altoworld.com/bbs/higetoda/?read=1095143419-84689
 それではなんでこんなに大きな差が出てしまったのかという事ですが、戸田としては、
それは50%条項付きで住民投票条例が決まったあとの7月8月段階での「住民投票に行こ
う!」とか「合併反対」という宣伝の量と迫力の差だったと考えます。
 守口では6/9市議会で50%条項付きで住民投票条例が決まったあと、50%突破のために
猛烈で広範な運動が展開されました。
 ここでのポイントは
1;三浦さんをひとつの基軸に、「住民投票推進・合併反対慎重」の会派合同が進んで、
 それが4人会派から議長を含んだ7人会派にまで拡大し、共産党の4議員と会わせて11
 人の現職議員が実質的に合併反対で動く体制になったこと。
  さらには元自民党市議の山下さんら保守有力者も運動の前面に立ち、前市議で市長選
 を闘った今西議員勢力も独自の立場で合併反対・反喜多市長で動くという有力元議員勢
 力もこれに加わって力を出した。
2:運動側が非常に良いセンスを発揮して、「合併にファイナルアンサー」ステッカーや、
 「チャレンジ50」ポスター、そして「うちわ投票に行くで」ウチワ、「合併反対に○を」
 ステッカーなど
 http://www.hige-toda.com/_mado04/gappei/2004/posuta_img/posuta.htm
 を7月段階から大量に貼り出し・配布したこと。
  特にファイナルアンサー」ステッカーや「チャレンジ50」ポスターは大好評で、貼り
 出しの数ももの凄かった。両市を行き来する人は誰でも「守口は凄いけど門真は全然」
 との感想を持ったことだろう。(街の雰囲気が全然違う!)
  また4万作ったウチワも大好評で、自治会を通じてとか、盆踊り・夏祭りを通じてそ
 れこそ飛ぶようにさばけていった。
3;そして猛暑の8月1日から、三浦議員、生島議員、作田議員らの「さわやか守口清風
 会」7人会派による連日の街頭演説宣伝である。この宣伝パターンは基本的には住民投
 票本番までずっと継続させたらしい。数人の議員がズラリと街頭に立って汗だくになり
 ながら一生懸命に合併反対・住民投票に行こうと訴える姿は市民にその懸命さをズッシ
 リと伝えたはずだ。(共産党4議員は個別訪問や街頭練り歩きを中心に宣伝)
4;8/3に独自の合併問題シンポを開いて約500人が結集。
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 これに対して7/28本会議で同様の住民投票条例が決まった門真の場合は、と言うと、
1;合併反対で動く議員勢力としては戸田と共産党5人の現職計6人のみ。
 (守口では自民党や民主党や保守でも合併反対に動く議員がいるのに、門真のヘタレ与
  党議員はみんな公明党と大本議員になびいて合併賛成の席に座って動かない!)
2;「合併への賛否を問わず住民投票の投票率アップを責務とする」運動体たる「門真未
 来の会」(市職労が主軸)の「住民投票に行こう」グッズが貼り出されたのは8月下旬か
 ら。(当局の8/13の「9/19住民投票実施」発表を受けて)
  この小さなステッカー以外に「住民投票へ行こう」と呼びかける宣伝グッズはなし。
 共産党も同時期に「住民投票へ行こう」と「合併反対」の独自ポスター。
3;戸田ら「合併反対!門真市民の会」が「合併反対に○を!」のステッカー1万枚を発
 注したのが8/19、到着が8/25、貼り出しはそれ以降。
4;つまり、門真では8月下旬までは「住民投票へ行こう」を呼びかけるポスター類は何
 も作られなかった!ウチワなどの守口で大好評のグッズもついに作られなかった。
  つまり、多くの門真市民にとって8月は「新市名公募決定と合併推進パンフで合併決
 定と錯覚させられた8月」であって、街角で住民投票運動や合併反対運動を目にするこ
 とがほとんどなかった、ということになる。
5;戸田は、6月半ばでの事務員退職・交替人員探しと新体制開始での不慣れ状態が続い
 たことと、宣伝物作成や宣伝カー手配等全て一人でやらなければいけない事情の中で、
 街頭宣伝に立つ時間が非常に取りにくい状態がずっと続いた。
  三浦さん達に較べればほとんど街頭演説ができていない、と言ってもよいほどだ。
6:戸田陣営では連帯ユニオンの支援を受けて、8/1からは「毎日宣伝カー4台(実質3.5
 台)体制にして一部守口市も含めて車宣伝を継続させた。車への宣伝文句掲示は万全だ
 ったが、時間の長さや運行コース密度は必ずしも十全とまでは言えない。
  他陣営の宣伝カーについては、車への宣伝文句掲示がほとんどなく(せいぜいステッ
 カー程度)、住民投票本番近くになるまではその数も少なかった。