ねこさんも一般論と門守現地で有効な戦術を取り違えてますね

日時: 2004/08/16 12:32:06
名前: 戸田

 「合併反対を強く打ち出すと拒否反応を起こす人がいるので、それは強く出さずに、と
にかく住民投票へ行こうという訴えを主軸にすべき」、というねこさんの主張は、はっき
り言って門真守口合併の現場の実状としては全く間違っている、と戸田は確信しています。
1;ほとんど全ての人の予想に反して、「戸田のトップ当選を確信していた戸田」の現場判
 断力は、「住民の大多数がこの合併には反対・疑問を持っている」ことと、長年の悪しき
 体験で諦め・無力感・うかつにものが言えない閉塞感が根深いために「その意志が表に
 出にくいだけ」という地域実状を告げています。
2;とりわけ、今回の合併が(議員定数削減後は)「議会の半分は公明党!」という今まで
 以上に「うかつにものが言えない」イビツな都市づくりになることには、公明党支持者
 以外の市民のほとんど全てが反対し、危機感を持っています。
  (このおぞましき合併市の将来については、戸田のみが敢然と指摘啓発してきた!)
3;上記の1・2の住民大衆の合併反対意識を感知・確信できない人々が陥る論理が、ね
 こさんの論理であり、それはそのまま共産党や市職労など既存の「革新陣営」の論理で
 ある。
  *「合併反対!門真市民の会」に573人の門真市民が加盟し、そのうち250名は氏名
   公開までした、という現実をどう把握するか、単にこの人数だけの事と捉えるか、
   その背後にある膨大な市民意識の反映と捉えるかの感性の問題でもある。
4;門真守口の市民意識の実状から言えば、「合併に賛成だけども絶対に民主主義の手続と
 論議を尽くして住民投票をしっかりやらせるために、私は行動します。今までの非民主
 的進行には断固反対!」なんていう「結構な合併賛成市民」なんていうのは、たとえい
 たとしても数としては無視できる程度の極少数しかいない。
  (*そんな良心的民主的合併賛成派の言動なんてどこにも存在していない、というこ
    の2年半の現実を見よ!「自分は寝ていても合併ができるんだから何もする必
    要がない」というのが合併賛成市民の実状。幻を掲げて現実を見誤ることなかれ)
5;地元建設業界から公然と合併反対の声が出てきたということは、それに繋がる保守系
 議員にも「ホントは合併にならないで欲しい」という意識が相当あるということ。
  合併推進のための住民投票ボイコット運動は公明党らがやるに違いないとしても、公
 然とはできないし、その影響力は門真では全与党議員票3万5千票のうちの1万5千から
 2万票までではないか。
  重要なのは、そんな票に気を遣うよりも、市議選棄権の約6万人(この人達はほとん
 ど公明党大嫌いの人達!)の中から3万人を住民投票に行かせるだけのインパクトある
 合併反対宣伝をすることだ。
  「50%条項」というのは、「投票率が50%ギリギリであってもOK」ということでも
 ある。
6:ねこさんが気を遣わなくても、「未来の会」や既存の「革新勢力」が「合併賛成の方
 もとにかく住民投票に行きましょう」という宣伝は十二分にしてくれる。
  足りないものはなにか? 断固とした合併阻止の宣伝が足りないのである。
  戸田とは全く別個に、「合併反対を強く出さず、住民投票へ行こうを重点とした宣伝」
 がふんだんになされるという運動状況の中での、戸田の判断や戦術が組み立てられてい
 る、ということも忘れないで欲しい。
  穏健・ソフトな物言いは以前から十分にある。
  合併阻止のために必要なのは、断固とした合併反対阻止の論調と、合併阻止勢力の顕
 在化である。戸田は2年半前からそれを目指してきたし、今後も断固としてその方針を
 確信を持って貫いていく。
  以上、ねこさんへの反論という形を借りて、改めて門真守口での合併阻止闘争の要点
を解説した。