▼そうかなぁ、共産党の討論は歯切れ悪かったと戸田は思うけど▼

 議会での「討論」(実際は一方的な意見の開陳)は、最初に「賛成」か「反対」かの立場を明らかにしてからその理由を述べるのが普通だが、共産党;石橋議員は「法定合併協議会設置議案に賛成」の言葉を最後の最後になってようやく述べた。

 「我が党は、合併に一律に反対とか賛成とかの図式的対応はしない。住民の意思による自発的、民主的合併なら賛成する」と切り出し、「門真守口合併が押しつけならば全力で反対に立ち上がる」、とは言うものの、今回の合併話が大多数の住民意志とは無関係の合併騒動であるという判断は示さなかったことに、戸田は疑問を感じた。

 事実経過を見るならば、国の押しつけ合併とそれに乗っかった一部勢力の仕掛けによる合併騒動であることは明白ではないか。一般住民どころかほとんどの自治会長さえ知らない所で「自治連合会として合併推進」が決まったり、老人クラブ連合会や社協のようにごく一部の役員や会長独断で合併推進が団体全体の意志であるかのように決められたことが、異常でないとでも言うのだろうか?
 民主主義の基本に反していないとでもいうのだろうか?
 すべからくこの手の仕掛けで進められてきた今回の合併騒動を正面から批判するべきだと、戸田は考える。

 「合併の是非も含めて、真摯で活発な議論に参加し奮闘する決意」を良しとしても、実際の法定合併協議会で、おそらくは両市2名の共産党議員以外は全て合併推進・追随派かそれに近い構図の中で、「圧倒的多数決で論議が封じられ」続けた時に、共産党はどうしていくのだろうか?

 戸田としては、法定合併協議会の設置自体が不適切という立場で、合併反対運動の推進で対抗していこうと思う。
 まあそういうわけで、戸田としては福田議員の質疑も含めて、共産党のもの言いは迫力に欠けるものという感じが否めなかった。

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