合併強行論で批判された富田林市長が急にシンポ欠席

 同シンポの基調講演は堺市長で、パネリストには富田林市長も参加。

 これは2/8の門真での共産党主催の「合併問題を考える会」の講師をされた方が教えてくれた話。

 富田林市の内田市長は合併推進論の急先鋒で知られた人。この地域では「南河内広域行政研究会」として8市町村(富田林市・河内長野市・大阪狭山市・松原市・美原町・太子町・河南町・千早赤阪村)が組織されているが、その座長に就任している内田市長が同研究会の設置趣旨を大きく逸脱して合併強行に走り、「今年4月に法定の合併協議会設置」だとか、「できるどころだけで来年4月の統一地方選挙前に合併を完成させ、残りは05年3月末までに合併させて8市町村合併を完成させる」などという、住民無視も甚だしいムチャクチャな方針をブチ上げたのだ。

これは新聞でも大きく報道され(1/19)、各地の住民や議員などから強い批判も巻き起こったのだが、その後内田市長は急に病気休養となり、2/10推進シンポのパネリストか ら降りることが決まったということだ。

 合併相手がキチンと決まった場合でさえ、「1年で合併完成」などはかなりの暴走なのに、相手が未定の段階で「1年で合併完成だ」言ったり、新しい合併市発足でハード・ソフト両面でカネと労力を傾注して早々に「また合併」させる(即ちまたカネと労力を傾注させる)などという、浪費的で馬鹿げた住民無視の計画をブチ上げるような体質の御仁が、(急遽欠席とはいえ)パネリストに持ち上げられるのが「合併推進業界」の実態であることは、充分に注意を払っておくべきだろう。

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