3/17民生委;佐藤議員予算案に実質反対討論(採決で賛成)の異変

日時: 2005/03/18 8:48:09 名前: 戸田

 民生常任委員会の終了は3;18  一般会計予算案に対して共産党井上議員が反対討論したあと、ふつう与党4会派は議案 賛成の討論に立つことが皆無といっていいほどないのに、今回は与党・志政会の佐藤親太 議員が討論に立ったので注目していると、佐藤議員は「市長は財政再建を不退転の決意で やると言っているがこの予算案にはその姿勢がない。例年通りの予算編成でしかない。 私が再三提起してきた民間委託がさっぱり進められていない」等々厳しい言葉を述べて、 「この予算案はとうてい認められない」と断言した!
 委員会室に静かな緊張が走る。
 やはり公明党と志政会が組んで、東降ろしで園部一成・自民党府議を市長候補に担ぐ ために予算案否決に向かう、という一部のウワサは本当だったのか、と注目していると、 佐藤議員はそれに続けて「しかし予算案を否決すれば4月から市民生活に重大な影響が出 るので、断腸の思いで賛成する。」と締めくくり、「実質反対・採決で賛成」の討論を行 なった。
 公明党からは何も討論がなく、起立採決においては共産党のみ反対で05年度予算案 の民生常任委員会所管部分は可決された。
 佐藤議員は園部一成氏の秘書をやっていた時代もあり、少し毛色の変わった議員だが、 それにしても12月議会の一般質問で市長批判をしただけでなく、今回ここまで東市政批 判を際だたせたのは大本議長をボスとする志政会としての意向と無関係の個人行動とは 言えないだろう。
 そういえば、前回市長選年の2001年3月議会の会派代表質問では、志政会は東市長への ヨイショ発言をしていたが、今回はそれが全然なかったようだ。(緑風クラブと改革クラ ブはヨイショ発言あり。公明党はなしで合併不調で市長に批判的質問)
 これからあと3つの常任委員会があるが(3/18・3/22・3/23)、志政会と公明党は予 算案にどういう対応を示すか。例えば最後の3/23総務水道常任委員会になって志政会と 公明党が予算案反対に回れば、予算案の総務水道常任委所管部分否決、従って3/28最終本 会議での予算案全体も否決、という門真市始まって以来の大異変が起こることになる。
 民生常任委での佐藤議員の「実質反対・採決で賛成」は、そこへ向けてのメッセージ かも知れない。「東市長よ、出馬を断念して市長の座を引き渡せ。さもないと大変なこ とになるよ」、というわけだ。
 東市長と市幹部にとっては、足元にヒタヒタと水が押し寄せてくる感じだろう。
 さて、今後どうなるか?