門真くらしニュースロゴ 第3号 1998年12月20日発行

 

     今号の内容
発行:門真くらしを創る会
情報公開条例を作って活用しよう
門真市新橋31−25
学童保育裁判第1回の報告と解説
TEL(06)6907−7727
沖縄知事選挙に思う。当会の沿革
FAX(06)6907−7730
事務所ができました!  
   

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情報公開条例を作って
活用すれば、こんな
おかしな支出が削減できます。
節税効果年間何千万円?

「市議会議長交際費」で
よその市議会議会選挙の
陣中見舞い。

ことの起こりは大東市の先進的な情報公開条例。
これを大東市民が活用したらおかしな支出がボロボロ出てきました。
 「議長交際費」から近隣都市の選挙の時にビール券を陣中見舞いに
配っていたのもそのひとつ。なんでよその町の選挙に税金を支出する
のか、ということで大東市で裁判が起こされている状態。
 こういう「陣中見舞い」を大東市から受け取っていた門真市側も、
「お互い様」で大東市議員へ陣中見舞いを行ってきた疑いは濃厚。
門真で調べる手は?



尼崎、市民派議員の情報公開で
年間1億円以上の無駄な支出を削減

全議員の不正出張問題で出直し選挙をした尼崎市では市民派議員の
登場でこれだけの変化をもたらしています。
「市民の目」を意識するようになって、市長・議長の交際費だけでも
1200万円くらい減りました。


門真市でも早く情報公開条例を
作ってドンドン活用しよう

さて、わが街門真市では・・ 行政・議会側が「市民の目」を意識する
必要がないのが現実。これでは無駄な支出や癒着がはびこってしまいます。
 門真市当局が検討しているらしい情報公開条例は、内容も進行手続も
市民には秘密のまま、というおかしな話。
この分では「情報公開制限条例」にもなりかねません。
市民参加の情報公開条例のためにがんばる議員を増やしましょう。 

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北巣本小「ふれあい活動」参加
拒否処分撤回裁判、第1回法廷報告

(報告;戸田ひさよし) 提訴以来2ヶ月の12月1日、大阪地裁にての第1回法廷、
被告=門真市教育委員会の提出した答弁書は苦しまぎれの居直りに
終始していました。  「ふれあい活動」について門真市は、児童福祉法に反した
運営を行っていながら、同法の基準に沿っているかのように装って、府を通して国
から補助金を得る、という2枚舌行政がばれて、来年から補助金が受けられなくな
るという市民迷惑の大失態。それこそ「身から出た錆び」というもの。
 それなのに、ちゃんと法律通りにやらなかったことを反省するのではなくて、「補
助削られたのは裁判で新聞ざたになったから」などと、本末転倒の恨み節。
 現在の児童福祉法では、親が外で働いている「留守家庭児童」への対策施設を
設置することが自治体に義務付けられているのです。
 それをしないで「独自の教育事業」なる珍発明をこねくり回していることが一番の
問題なのです。裁判官も門真市答弁を疑わしげにしながら、
次回期日を2月9日に指定して閉廷。


市民要求へのかたくなさが「いきあ
たりばったり行政」逃走の原因

門真市の場合、市民の要求を素直に取り入れるていくことを非常に嫌がる変な
体質があるようです。もともとちゃんとした方針やポリシーがあったわけではなく
て、とにかく「学童保育」は認めたくない、という心情からひねり出されたものが
「ふれあい活動」でした。 だからそこには子供への配慮も愛情も、子育て支援
の政策も存在していません。
 そして働く親たちが手を取り合って「ふれあい」を改善することを未然に防ぐの
が、保護者の要望を認めない「厳しい教育方針」と参加拒否処分の本質なの
です。(原告は「学童つくる会」の会長さん)
 「放課後児童対策」は厚生省管轄の福祉事業なのですから、教育委員会が
変な策を弄するのではなくて、あくまで福祉の精神で、適法な事業を行うように
すべきなのです。
  市民要求へのかたくなさが「いきあたりばったり行政」迷走の原因


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「マブイ」を取り戻そう!

(上島町;田中光)
 沖縄知事選で太田さん、残念ながら自民党側の稲嶺氏に破れました。
不況と失業を太田さんのせいにして基地と引き替えにカネを引っ張ってくる自民党
政治に公明や連合を引きずり込んだ攻撃で、「まぶい」(魂)が引き裂かれてしまい
ました。 開票の後で太田さんが「沖縄はこれからもっと大変なことになるでしょう。
みんな分かってくれませんでしたが・・」 と言っていましたが、まさに沖縄人(うちな
んちゅ)にとって今までよりもっと困難な闘いを作り上げていかなければならないこ
とになります。  新知事と自民党政府は、はじめはやんわりと、やがては高圧的に
出てくるでしょう。沖縄人は、やんばるの新基地反対の運動を組織し、底辺からの
抵抗運動を開始しつつあります。本土においても沖縄人と大和人の心からのつな
がりを創ってゆきましょう。そのためにも沖縄映画「マブイ」上映運動を来春門真で
も成功させるべく私達はがんばりますし、事務所で沖縄物産展なども企画いたし
ますのでご期待下さい。


「くらしを創る会」の沿革

本年8月に発足した当会の前身は、96年8月に発足して、2ヶ月ごとに例会を
持ってきた「門真寄ってこん会」です。多様な人々と語らって地域活動を考えよ
うという趣旨の会で、そこを土台に一歩踏み出した行動へ・・それが当会への
発展継承となりました。 ちなみに、それまでに来ていただいたのは、
*学童保育つくる会
*林芙美子市会議員
*南京虐殺絵画展の枚方実行委
*連帯ユニオン摂南病院分会
*末広町自治会長
*河野登美子市長候補
*JSステージ副理事
*かどまーる
*門真市人権政策室長
*長崎由美子参院候補、
などの多彩な顔ぶれの方々でした。           

 
ラジオでグー

日本で唯一、連帯ユニオンという労働組合が持っている帯番組、
「遊ワークウィークリー」AM 558:ラジオ関西;
月曜〜金曜の午前11:40〜50で門真の元気女性が月2回木曜に好評登場!
12月は、ボローニャ・パン販売ママと自宅でパソコン会社を興そうと学校へ
通っている3児のママ。
1月放送予定は・・・・新橋町の居酒屋「光琳」の女子学生に、
大和田の居酒屋「ヒゲ」の名物マスターとママ。
自薦他薦を問わず、出場者募集中! 一人でも入れる連帯ユニオンにご注目!

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ヒゲ戸田からひとこと

●早いもので今年も残りあとわずか。戸田のサンタ・ケーキ配達も3年目。
 小さな子供たちの目の輝きが人間の素晴らしさを教えてくれる。
 真っ直ぐに育てたいもの。
●あれもこれも欲しがるワガママに大人社会はどっぷり。
 オリンピックは一度もやっていない中国や南アフリカに譲ろうよ。
 オリンピック誘致で市民が借金背負うこともない
●情報公開は民主主義の原則であると同時に、元手をかけずに
 税金節約効果を生む。尼崎1億円の実例に改めて驚く。