門真くらしニュースロゴ 第1号 1998年10月25日発行

 

     今号の内容
発行:門真くらしを創る会
発刊にあたってのごあいさつ
門真市新橋31−25
私たちはこんなこと考えています。
TEL(06)6907−7727
門真でのできごと
FAX(06)6907−7730
イベント紹介  
   

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わがまち門真、
おかしいことは直していこう。

大道路に寸断された4キロ四方の狭い街。環境問題は深刻なはずやのに、
 なんとか少しでも良くしようっていう姿勢が門真市では感じられへん。
 大気汚染・第2京阪・電磁波・ゴミ問題・・市民ももっと声を上げて、調べていかないと・・
子育て支援のこの時代に学童保育増やさず、変な「ふれあい活動」押しつけて、
 子どもへの入所拒否事件。行政が子どもいじめしてどうするんや。
 何によらず暖かい気持の行政をさせていかないとあかん。
物価は安いけど、何でこんなに国保料金が高いんやろ。
 老人医療費補助もばっさり削除。市の職員ですら8割以上が他市に住んでるおかしさ。
 もっと暮らしやすい街にしていきたいもの。
市民の運動を邪魔者扱いしてきた門真市政。市民は議会の審議も見られへんし、
 審議会の内容にもタッチできない。けどもうそんな時代と違うで。
 情報公開の清風を起こして、よどみを一掃してゆこう。

門真はこんなもんや、とあきらめないで、
私たちと一緒に考えてみませんか?


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門真に新しい風を!
代表の戸田はこんな男です。

何もないゴミゴミした町。無事これ事なかれ主義の1里四方の町=門真。
この町に波風を立てる1人の男やもめがやって来た。
名前は戸田ひさよし。この男、じっとしているには若すぎる。
暴走するには年とっている。実に何もかも中途半端な中年暴走族である。
“平和”な、あまりにも“平穏”な門真の町には「存在」するだけで何かが
起こりそうな、そんな男やもめである。 考え込むタイプではない。
何でもいいから動き回り、走り回らなければ気がすまないタイプである。
戸田ひさよしは、何よりも大衆運動が好きである。何よりもイベントが好きである。
何にでも首を突っ込むのが好きである。だから、何かをしたい人、何かを動かした
い人にとって、一緒に行動してくれる最高のパートナーである。
(但し、彼に全てを任せてしまうと、どこへ行ってしまうのかわからないので、
常に横にいて一緒に考え、一緒に行動していなければ、最終結果については
責任持てませんぞ!)

そんな戸田ひさよしと門真の仲間達で、この8月から「門真くらしを創る会」を
発足させた。それでは「何か」を起こしてもらおう、一緒に起こそう。
そして門真の溜まり水に風を起こそうではないか!
何をやり、どこをどうするかという話は、具体的に「ニュース」を通して話し合っ
ていきましょう。とりあえずうちの会の代表である戸田ひさよしの人となりの
一面を紹介しました。
私自身は、夫婦で門真に移ってきて13年になります。子ども5人の大家族で、
はじめ学童保育の運動を考えたのですが、当時は賛同者が回りにいなくて
できませんでした。共働きしながら生協活動や中国人留学生や帰国者の世話
をしたり、沖縄のこと考えたり、子ども相撲のコーチをしたりしています。
荒れた学校のことや、在住外国人との共生の手だてが門真では不十分なことが
気がかりです。

田中光 (上島町)


10月25日門真ゆんたくまつり、
にぎやかなに

「ゆんたくする」とは沖縄の言葉でおしゃべりをする、ということ。
自主制作映画「MABUI」宣伝チャリティのこの企画に私たちも協力して、
歌・エイサーにお店出しで好天の日曜午後を楽しんだ。
会場の「サンジョゼ広場」は古川橋ダイエーむかいの公園だが、今回初めて
その存在を知った人も多く、イベントに使われるのは今回初めてとのこと。
私たちも門真新発見で得をしました。

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北巣本小「ふれあい活動」
入所拒否事件で、
お母さんが門真市を提訴
私たちもお母さんを応援します!

小学生を学校で夕方まで預かる「ふれあい活動」がやっと北巣本小学校にできたのに、
両親とも外で働いている一家の姉妹が入所を不当に拒否されたこの事件。
門真市側は選別の基準も理由も明らかにしないまま、ご一家や「学童保育つくる会」
ほか市民の要望を無視し続けるので、お母さんが原告となって、門真市を行政裁判で
訴えました。
 この事件は読売新聞にも載り、10月2日の提訴当日にはテレビニュース報道や、
門真市内での「提訴報告集会」などがもたれ、数十人の市民が参加しました。
私たちも参加して、裁判費用カンパなどを行いました。
 事件の原因は、本来の福祉の観点からはずれたヘンな「教育方針」を押しつけて子供
を選別ー排除して平気な教育委員会と、それを支える行政姿勢にあります。
 封建的な門真市当局は裁判を起こされてとまどっています。
みなさんの注目とご理解をお願いします。  (詳しくは別号で解説いたします。)



門真に暮らし始めてもう30年。
新婚パパの私の目から・・

小中高と門真で過ごした後は、大学は京都、職場は大阪市内で、ほとんど地域に
目を向けないでやっていた。それでもやっていけた。
 特になにを変えようとも思わなかったし、変わるはずもないとあきらめていた。
この30年で変わったことと言えば、大きなビルやマンションが増え、駅が高架になり
大手の商業店舗が林立するようになったこと。
 環境が様変わりした一方で、子供の頃走り回ったグランドや野原が次々と消えて
いった。そして大気汚染・水質汚濁・電磁波・・・・
 高度成長やバブル経済は門真の地にも「繁栄」と虚無をもたらしている。
「繁栄」を謳歌するのはたやすいけれど、虚無を克服するのはむずかしい。
しかし、困難なことを今あえてやろうとするのなら、力の結集が必要だろうと思う。
政治信条や思考の枠組みを越えた大同団結でやっていかないと目の前の問題に
立ち向かえないような気がする。 訳知り顔の政党・党派があてにできないとなれば、
これはもう市民たちの結集でやるしかないのではないか。
 「門真くらしを創る会」を育てるのは、私たち一人一人なのだということを、
7ヶ月の娘を見ながら楽観と悲観の狭間で考え続けているこの頃です。
吉 村 智 博  (上野口) 


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イベント紹介

◎11月1日(日)学童まつり
 門真西高校庭。9時半〜3時雨天決行。
飲食セット券\700
 ゲーム・アトラクション・お店・バザーなど。楽しいよ!
子供たち大喜びイベントです

◎11月19日(木)夜8時〜9時半「門真市政に新しい風を!市民集会」
(入場無料)
ルミエールホール3F研修室世界を股にかけて大活躍の気鋭の
ミュージシャン趙博(チョウ・バク)が迫力ライブで友情出演!
ゲスト;茨木・尼崎・高砂各市で活躍の無所属市民派議員
*市民感覚で市政に切り込む市民派議員を門真でもつくっていきませんか。
主催;「戸田ひさよしと門真 くらしを創る会」

◎11月7日(土) 11時〜13時半〜大阪市・フェスティバル・リサイタル・ホールにて
 映画「MABUI」完成試写会
(「月桃の花」の続編で、戦後沖縄の歩みを描いた期待の映画)
 今回は招待状をお持ちの方のみの入場可。(一般公開は来春)


 
<編集後記>

 ニュース発行、やっとできました。
市役所の平和事業に関わる中間幹部とお話しした時のこと。
「門真の市民は平和問題になんか誰も関心持ってまへん」と
市側の企画の経験からの断言。
こちらが昨年の「月桃の花」上映超満員の話をすると目を丸くしてびっくり。
体験の違いが市民への見方の違いになっていることを改めて認識。
市民の潜在力を引き出せないできた行政の姿勢を捉え返して欲しいものです。


ヒゲ戸田からひとこと

●大盗人に追い銭の60兆円投入反対!
 銀行・官僚・大企業こそ「自己責任」を果たせ!
●11月15日(日)は沖縄知事選投票日。太田知事の再選を念じつつ、
 沖縄と門真を結ぶ平和運動の継続を改めて決意します。
●神戸空港問題の住民投票要求は民主主義の本質からして当然のこと。
  民意無視の手合いたちがこれを誹謗している。