門保連会長が市の「懇話会」で[公立保育園の民営化推進」の報告書に賛同した問題など

 

 

■「門保連会長が懇話会で民営化推進の報告書に賛同した」問題の整理(必読!) 戸田 - 07/3/29(木) 5:42 -

 この議事録(2)の下段、最後の方の、  

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【市担当】行財政改革推進計画を作成した段階で一度試算しており、ホームページなどで公開しているが、その時点では3園程度を基準としたものであった。今回はその後、門保連の会長も入った懇話会から市立保育所のあり方についての報告を受け、民営化の方針を定めたものである。  

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で、「門保連の会長も入った懇話会から市立保育所のあり方についての報告を受け、民営化の 方針を定めた」、と市側からカマされてますね。

もっとズバリ言うと、門保連会長は昨年の市の「懇話会」で[公立保育園の民営化推進」の報告書に「異議無く賛同」してしまったのです!   

 その事は戸田が昨年末、議事録を調べて分かったことで、掲示板に06/12/7投稿しておきました。
http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=710;id=  

また、
◎みんなで変えよう!門真市の保育・子育て行政    
http://www.hige-toda.com/_mado01/2001/2001_05_01/hoikuen/index.htm

でも
◎門保連会長が市の「懇話会」で[公立保育園の民営化推進」の報告書に賛同した問題 として公表しておきました。    

 ただ、この報告文は2006年12/7夜に使った「保育・学童をよくする会」意見交換用メモ だったので、会長問題に絞られていなくて分かりにくかったかもしれません。  
それでこの投稿で、問題を絞って分かり易く提示します。


  




                                        


「門保連会長が懇話会で民営化推進の報告書に賛同した」問題の整理


A:06年10/10開催の、「市立保育園のあり方懇話会」の第3回めにおいて 


●この日で実質的に原案に沿った「民営化方針」が「全員異議無く賛成」になりました。   
懇話会委員である門保連会長も「民営化推進を求める、懇話会としての報告書」に全く異議を唱えず沈黙したから、議事録に「全員異議無く賛成」と記述されたのです!   
  なお、この第3回め懇話会でアルバイトの人数が初めて公表されましたが、それへの突っ込みは誰からも無しでした。(従来、市は正職員保育士だけで「公立は保育士の年齢が高く偏っている」として民間の優位性を説明していたので、ここは突っ込むべきだった)   

  また、門保連会長が保護者アンケートの結果を持参したものの、実質審議終了後に(!)読み上げただけで、会議の場での配布せず。これを基にした論議も無しで終わりました。   本来は会議の議題の中に入れ込んで論議させるべきで、これは明らかな作戦ミス。   

 ・・・というよりも、門保連としてまともな作戦会議をやっていなかったのでは?


B:06年10/24開催の、「市立保育園のあり方懇話会」の第4回めにおいて、(午前は3園の現地視察。午後は事務局説明含んで1時前〜1:20)
  


●事務局が修正案(本質は同じ)を出したのに対して、「全員異議無く賛成」!    
  会議後字句訂正程度で、「報告案完成」させ10/26に市長に提出することになった。   

この時も門保連会長が「民営化推進を求める、懇話会としての報告書」に全く異議を唱えず沈黙したから、議事録に「全員異議無く賛成」と記述されたのです!  

                                        

 このように、門保連の会長が「保育園のあり方懇話会」の中で、民営化方針の報告書を懇 話会として作成し市長に提出する事に対して、「何ら異議を唱えなかった」=「異議無く賛同 した」ことは厳然たる事実です。実に情けない、唖然としてしまう事です。  
門保連のある事務局員(市職労保育士)は06年12/7夜の戸田との意見交換の場で、 「他の委員全体も事務局も民営化推進一色で反対論を突っ張り通しにくかった」などと言いましたが、そんな事は全然言い訳になりません。  
議事録を見れば、「会議の中で反対意見を沢山述べた」とは言い難い程度です。  

「多勢に無勢」である事は最初から分かっている事であって、会長は懇話会の中で民営化 誘導論と断固闘い、民営化推進の報告書案については、「こんな報告書にはとうてい賛同できない!」と突っ張って筋を通すべきなのです。  

多数決で可決されても、断固反対の委員がひとりいた、全員賛成ではなかった、という事実 を残すことが大事だし、当然なすべき事です。

◆民営化反対の門保連の会長が、懇話会でその場の雰囲気に負けてか、「民営化推進報告書に異議無く賛成してしまった」と言うことは普通の常識では、「会長の裏切り」として大問題  になり、会長の全面謝罪か更迭になるのが当然です。  
「その場の雰囲気に負けた」なんて事で正当化されるような事ではあり得ません。   
そんな会長の行動はけしからんし、会長個人としても、それを支える役員体制としても、重大な組織問題です。  

◆ところが、門保連は(保育・学童をよくする会も)この重大な事実を会員に隠してきました。戸田が議事録で調べて掲示板で公表してからも、それは変わりません。

◆会員に対して情報隠しであるだけでなく、民営化反対で頑張ってきた外部の人達、民営化反対を含んだ「門真の保育・学童保育・子育て支援施策の充実を求める要望署名」に協力  した1万1700人の市民達や、民営化反対の議員に対して、これほどメンツを失わせ失礼なことがあるでしょうか?!   
  しかし、門保連・「保育・学童をよくする会」は未だに何の釈明も謝罪もしようとしていません。そういう常識的な感覚が全くないとしか思えません。

◆戸田が危惧した通り、市側は「保育園民営化の方針は、門保連の会長も入った懇話会から市立保育所のあり方についての報告を受けて定めたものだ」という宣伝をしてきました。  
  これに対しては、保護者のみなさんは、「あれは門保連会長個人が間違ってやった事で、自分らの意志とは全然違う!自分らはそれに縛られない。」と突っぱねていけばいいことだと思います。    
  ただ門保連参加保護者としては、この問題をウヤムヤにしていてはいけないと思います。  

◆戸田としては、こんな事をしている門保連や「保育・学童をよくする会」という団体については全く信用できなくなりました。こちらがせっかく頑張っていても「2階に上ってハシゴをはずされる」ような事をされたんでは堪りませんから。   

略称「保育・学童をよくする会」、正式名称「門真市の保育・学童保育の充実を求める連絡会」の構成団体を改めて列記しておきます。


「門真市の保育・学童保育の充実を求める連絡会」 (略称:保育・学童をよくする会)

代表 戸田 伸夫(門真市小路町X X)   

参加団体 

                   門真保育運動連絡会(略称「門保連」)         

                   門真市職員労働組合保育所支部(市職労・保育所支部)         

                   門真市職員労働組合幼稚園分会(市職労・幼稚園分会)           

                   門真市学童保育連絡協議会(略称「学保協」)          

                   門真市留守家庭児童会指導員労働組合    



ついでに言うと、06年7/18の第1回懇話会で、「会議を非公開にする」と決定されていますが、これも「全員異議無く賛成」で決められたもので、門保連会長も「異議無く賛成」し ているのです。  
これも議事録を読んで知ったとき、ホントに情けなくなりました。  

いったいあんた、何のために懇話会に参加してるんだ?と。行政にとっては実に扱いやすい会長さんなわけですね。団体としても舐められてるじゃないですか?