門真の放課後児童健全育成事業・ 学童保育に関する要望書

2005年2月22日

門 真 市 長 東     潤 殿
門真市教育長 下浦 克明 殿

要望団体 門真市の保育・学童保育の充実を求める連絡会
             (略称:保育・学童をよくする会)
      代表  戸田 伸夫(門真市小路町19番6号)
参加団体        門真保育運動連絡会      
門真市職員労働組合保育所支部     
門真市職員労働組合幼稚園分会     
門真市学童保育連絡協議会     
門真市留守家庭児童会指導員労働組合  

 平素より、私たちの要望に対してご尽力いただき、感謝申し上げます。
 先日、寝屋川市で起きた「小学校教師殺傷事件」は私たちの身近な場所で起きた痛まし い事件として、大変ショックを受けています。また、奈良で起きた「少女誘拐殺人事件」 は決して他人事ではなく、相次ぐ事件に私たちは大きな不安を抱いています。今こそ、保 護者と行政、そして地域が一体となって、子どもたちの安全と豊かな発達、人権を守り育 てる必要があると考えています。
 今年、「留守家庭児童会」、「ふれあい活動」と新設された砂子小学校の「放課後児童クラ ブ」の募集が行われました。6ケ所の「留守家庭児童会」の内5ケ所が定員オーバーの申 し込みと聞いており、3ケ所は定員の2倍から2.5倍の申し込みがあったと聞いています。 少子化といわれる中、学童保育の入所希望は増え続けており、昨今の子どもを取り巻く環 境の悪化が放課後児童健全育成事業への要望を一層高めています。
 次世代育成支援対策推進法に伴い、門真市における地域行動計画の策定が進められてい ますが、門真市には新設された砂子小学校の「放課後児童クラブ」を含め3形態の放課後児童健全育成事業があり、それぞれ施設や内容、条例化が違います。放課後児童健全育成 事業は保育所などと違い、自分の通う小学校の施設しか選べず、同じ門真市民として大き な不公平感を感じています。  直ちに不公平をなくし、どの子も安心して楽しく生活できる施設、どの保護者も安心し て預けられる施設にしていただくよう、切に次の事項を要望します。
 なお、新しい年度が迫っており、一日も早い回答をお願いするとともに、3月4日(金) までに文書で回答していただき、回答に基づいて保護者との懇談会を設定していただくよ う強く申し入れます

[要望事項]

1、「留守家庭児童会」及び「ふれあい活動」を「放課後児童クラブ」と同様に早急に条例化して下さい。
2、「留守家庭児童会」及び「ふれあい活動」を当面「放課後児童クラブ」と同様に、土曜日開設、午後6晴までの開設時間延長を行って下さい。午後7時までの時間延長も検討して下さい。
3、「留守家庭児童会」及び「ふれあい活動」を「放課後児童クラブ」と同様にトイレの設置、施設の改善・整備を早急に行って下さい。
  特に、「留守家庭児童会」のトイレの設置、施設の改善・整備を早急に行って下さい。
4、それぞれの施設の入会希望者は、全員入会できるようにして下さい。
5、定員オーバーの児童会は直ちに「複数学級」にして、過密学級を解消して下さい。
6、指導員は入会人員に見合う配置、加配、代替指導員の配置をして下さい。
  また、障害児の入会のための指導員を加配して下さい。
7、「留守家庭児童会」も6年生まで入会できるようにして下さい。
8、「ふれあい活動」を、おやつの実施や代休日の開設、新入生の4月1日からの受け入  れなど改善を行って下さい。
9、「放課後児童クラブ」の「クラブ費」について、生活保護世帯だけでなく非課税世帯や第2子以降の減免などを行って下さい。
10、今後、放課後児童健全育成事業には指定管理者制度を導入しないで下さい。                                            以上