【6/3諏訪市議会で有事法制を急ぐなと慎重審議意見書

 長野県諏訪市議会において、3日に採択された意見書です。インターネット情報によると、全国で18番目、市議会段階では全国で10番目くらいです。

  有事法制反対とは言い切っていないけれども、「賛否両論があり」、「諏訪市議会としても「非核平和宣言都市」を決議してきた」、「地方自治体の主体性のあり方を含めて」、「成立を急ぐことには問題があります。」・・・と賛成多数を得るための配慮の中からも、有事法制成立へ歯止めをかけようという意図が読みとれます。


<有事法制に対する意見書>

長野県諏訪市議会 2002年6月3日

 今、国会で有事法制案の審議が進められています。
 このことについては賛否両論があり、さまざまな意見がある中で十分な審議を尽くす必要があります。
 有事法制は、将来にわたっての日本のありようを規定する重要な法律であり、国民の安全の確保に資するを第一義とし、丁寧な論議を重ね広く国民の理解を得る必要があります。現憲法を施行して56年、諏訪市議会としても「非核平和宣言都市」を決議してきました。
 地方自治体の主体性のあり方を含めて、きちんとした論議をすることなく成立を急 ぐことには問題があります。
 よって、本法案の十分な論議を求め、慎重な審議を強く求めるものです。

 ここに、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出します。