茨木市議会での日の丸問題に絡む野党大量懲罰攻撃への抗議

茨木市議会    議長: 石井 強 様
        「刷新21」  10議員 様
   「民主・市民ネットワーク」8議員 様 (議員としての石井氏を含む)
             公明党  7議員 様

2002年2月19日
                         門真市議会議員 戸田ひさよし
                              (無所属・鮮烈市民派)

               ー 記 ー

 はじめまして。私、門真市議会議員の戸田ひさよしは、貴市議会に於いて日の丸の議場掲揚に絡んで、2月15日に「野党」6議員(共産党5・新社会1)に対して懲罰動議が出されたこと、2月18日に内1議員に陳謝懲罰が議決されたこと、残り5議員についても今後懲罰特別委員会で懲罰が決められて、3月議会本会議で議決されてゆく流れになったことについて、大きな衝撃を覚えるものです。
 同じく「野党」の市民派・桂議員についても、懲罰動議ではないものの、処分要求がなされていると聞きますが、これら7議員が行なったことは、議場への日の丸掲揚を貴職らが拙速な多数決で押し切ったことに対するささやかな抗議の意思表明にすぎず、これをもって議長が退席命令を出した挙げ句に懲罰攻撃をかけるなどは、全くタメにする攻撃であり、多数派の意のままに少数派を圧迫するもので、議会制民主主義の根幹を自ら否定する暴挙であります。

 私は地方議員の1人として、かかる暴挙を見過ごすことも、容認することも断じてできないと考え、他市の事件ではありますがここに貴職らに強い抗議の意志を表明するとともに、本件懲罰攻撃の撤回を求めるものであります。

 ちなみに私の所属する門真市議会では、与党4会派が99年秋以来、私に対して日本議会史上類例を見ない懲罰・問責・辞職勧告攻撃を重ねており、その理不尽さは「日本で最低の市議会」として著名な元市議の著作でも批判されているくらいでありますが、今回貴議会での大量懲罰攻撃は、それに匹敵する「日本最低の市議会」レベルに自らを貶め、茨木市民を辱める愚劣な行為であるとも言わなければなりません。
  議会の「活性化」が何よりも求められている今日、貴職ら25議員がこぞってこれに逆行するような、全体主義的統制の途に手を染めたことは誠に遺憾なことであります。

 ことによると貴職らは、「除名懲罰以外は司法審査の対象にならない」という40年以上前からの最高裁判決体制に安心しているのかもしれませんが、現在これを突き崩すための裁判闘争が私を始めとして地裁でも最高裁でも展開中であり、今回の茨木市議会大量懲罰事件は、議会多数派の違法不当な懲罰の実例として、「議会の自律権に委ねる」などという暢気な抽象論では、法的正義の侵犯が頻発することの格好の実例として、司法に真剣な審査の必要性を促す材料になるであろうことも、併せて申し述べておくものです。
 本件大量懲罰事件は、当方のホームページでも貴職らの実名入りで積極的に取り上げ、批判と報道をしてゆきます。当方への反論や意見があればいついかなる場合でも受けて立ちますから、どうぞお寄せ下さい。
私の連絡先やホームページは以下の通りです。

 門真市議会議員 戸田ひさよし
     事務所:門真市新橋町12−18三松マンション207
      電話;06−6907−7727 FAX:06−0907−7730
     ホームページ;http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/

 

日の丸押しつけや不当懲罰攻撃との断固たる闘いに激励への賛同の声明

茨木市議会日本共産党議員団 各位   様
       新社会党議員  山下けいき 様
       無所属市民派議員 桂むつ子 様

            2002年2月19日

門真市議会議員 戸田ひさよし
(無所属・鮮烈市民派)

                    ー 記 ー

 はじめまして。私、門真市議会議員の戸田ひさよしは、貴市議会に於いて日の丸の議場掲揚に絡んで、皆様の内6議員に対して大量の不当懲罰攻撃がかけられたことを知り、驚きと怒りの気持ちでいっぱいになり、この暴挙を実行した議長と与党3会派に対して本日、抗議文を作成持参し、提出いたしました。

 議会での多数派による口封じ攻撃や、少数派に対する排除攻撃は決して許されてはなりません。自分の所属する門真市議会での日本議会史上類例を見ない処罰攻撃と断固闘ってきている私としては、市議会の良心の声として毅然たる姿勢で今回の不当な攻撃と闘っておられる皆さまに心より激励と賛同の声を送ります。
今回の懲罰事件は茨木市単独の問題にとどまらず、日本の地方議会の民主的運営全体に関わる問題として、より多くの人々に訴えていかなければならないことであり、私も微力ながらその一端を担ってゆくことも併せて表明させていただきます。

 「与党」3会派は1960年の最高裁大法廷判決を拠り所に「除名懲罰以外は司法審査の対象にならない」、と安心しているのかもしれませんが、これについては、最高裁判例の壁を破るべく、京都府加茂町の曽我議員が最高裁で、私が大阪地裁で裁判闘争を展開しておるところです。
 地方議会に言論の自由と民主主義的運営を保障するためには、この最高裁判決の打破がどうしても必要であり、そのためには大衆運動や議会内運動とともに、1回や2回の裁判で負けてもめげずに繰り返す裁判闘争が必要とされます。

 「これ以上の不当懲罰に歯止めをかける」意味でも裁判提訴は有効な戦術でありますが、今回不当懲罰にさらされた皆さまに於かれましては、そういうことも含めて勇躍懲罰取り消しの裁判提訴もご検討なされますよう、僭越ながらこの機会に併せて提言させていただきます。詳細な裁判資料も持参しましたので、どうかご覧下さい。

 2月27日に行なわれる懲罰特別委員会の動向に注意を払いつつ、3月議会での懲罰決定を許さない闘い、なかんづく有権者の参政権を奪うに等しい出席停止懲罰への進展を絶対に許さず、横暴与党3会派に逆攻勢をかけてゆく闘いの構築を祈念いたします。
 それでは御免下さい。

なお私の連絡先やホームページは以下の通りですので、何なりとご意見をお寄せ下さい。

 門真市議会議員 戸田ひさよし
     事務所:門真市新橋町12−18三松マンション207
      電話;06−6907−7727 FAX:06−0907−7730
  ホームページ;http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/