【暴挙糾弾!茨木市議会、日の丸問題で大量懲罰の動き

 議場への日の丸掲揚が今年1月から多数決でなされた茨木市議会(門真市では先の市議選以前に実施されてしまっている)では、議長・委員長、委員会配置などの議会人事を決めるだけの恒例の「2月臨時議会」において、大紛糾が持ち上がった。
 正確な事情は追って報告するが、概略だけ伝えると、日の丸掲揚に反対した共産党(5名)と新社会党1名、我らが市民派・桂むつ子の計7名が、自分の議席の上に抗議の意味で国連旗スタンドを置いていたところ、与党議員がこれをどけろ、議場外に出せ、とイチャモンを付け、「議長命令」まで出させ、それに従わないからと今度は7名に「退席命令」を出させたのだ。
 桂議員はこの退席命令を受けて退席したものの、共産党と新社会党は退席を拒否して座り続け、これに対して与党議員(自民・公明・民主ら)が「議長命令に従わなかった」として懲罰攻撃を策動して紛糾している、というのが2/15(金)段階。(議会人事を全て議決した)
 今後の見通しとして、2/18(月)にまず懲罰特別委員会設置について「議運」を開いて決め、その後本会議で懲罰動議を提案してその日のうちに戒告程度の懲罰か、最悪の場合は「議会休会中の懲罰特別委員会設置と審議」を与党多数で採決して、3月議会前の懲罰特別委員会で「出席停止懲罰」を決定することで、3月議会での代表質問・一般質問、質疑・討論をさせない、という暴挙も起こり得る状況である。

議場への日の丸掲揚に反対する議員への攻撃として、その議員の机の上のモノにイチャモンを付けて懲罰までをかけようとする暴挙の中に日の丸押しつけ派のファッショ的精神構造がまざまざと現れている。しかも日教組の支援を受ける旧社会党出身の議員までその暴走に積極加担して「裏切り者」ぶりをさらけ出しているのだ。

退席したしないに拘わらず、共産党・新社会党・市民派の7議員は、こういう不当な攻撃に対して怒りを燃やして闘って懲罰攻撃を粉砕しようとしている。

茨木市議会では本会議だけでなく、議運も市民傍聴ができる。都合のつく人は2/18(月)朝10時からの「茨木市議会決戦」にぜひ結集して欲しい。学校現場での日の丸・君が代押しつけに反対する闘いや戦争動員・有事法制反対の闘いとも連動させて、一大地域闘争として闘おう!
 「日の丸押しつけに異議を唱える議員を議会から排除する」暴挙を放置するならば、それは「議会制民主主義の死」を容認するものである。

この事件について、当該議員らに声援を送るとともに、ぜひ多くの人々がメール・HP・FAXなどで事件を伝え、2/18決戦への大結集を呼びかけて欲しい。     
 (戸田は2/18は行けないので、他の手段で支援します)