■門真保育を考える会、公開質問状を提出
2004/02/15 吉村智博 (ちょいマジ掲示板書き込みより)
「門真保育を考える会」では、2月9日付で、門真市保健福祉部、同児童課、市職労および門真保育運動連絡会の4者に、以下のような「公開質問状」を送付致しました。今後、様々な形で、交渉や話し合いをもっていきたいと考えています。
4者宛への質問状のうち、児童課あてのものを全文、以下に転載します。
なお、質問状に対して、15日(日)に市職労から、「さっそく話し合いをもちたい」との連絡を頂きました。市職労の誠意に敬意を表するとともに、今後建設的な話し合いがもたれることを望みます。
門真保育を考える会
代 表 吉村 智博
保健福祉部福祉事務所児童課御中
公 開 質 問 状
日夜、門真市の保育行政の充実に邁進しておられることに敬意を表します。
私どもは、いかなる政党・会派にも属さない市民運動として活動してまいりました。
さて、この度、門真保育運動連絡会(以下、門保連と略)と称する団体が発行した「門保連ニュース」(2004年1月14日付)を拝読し、保護者として大いなる疑問を抱き、かつ大いなる遺憾の意を感じましたので、以下の項目について、貴課の見解をお伺い致したく、質問を差し上げる所存です(「ニュース」は資料として別添)。
つきましては、ぜひとも質問にお答え頂き、速やかにご返信頂きたく存じます。
1)2003年12月22日、門保連が、貴課および福祉部関係者と懇談を行った際に、貴
課は、延長保育(午後7時までの保育)は2004年でも実施できないと回答しておら
れます。
ご存じのように、6時30分で閉園しているのは大阪府内ではほんのわずかです。
こうした府内全体の動向に照らしてみて、この回答の不合理性をどうお考えです
か。
2)延長保育については、保護者の多くがその早期実施を求めているにもかかわらず、
実現しないことについて、違法性(下の3を参照)すら含む重大な行政的怠慢だと確
信しますが、いかがですか。
3)待機児童問題について、貴課では、数字的動向のみを問題にし、一向に改善する
具体策を盛り込もうとはしておりません。私(吉村智博)は別の機会に、かつて保健
福祉部長を務めた中東氏と現在も福祉政策課長を務める中川氏に直接面会し、待
機児童問題は、「男女共同参画社会基本法」違反であり、具体的政策をおこなう義
務を負うべき市当局は怠慢であると指摘しました。
長年にわたる人権確立のための様々な運動(部落解放運動、女性解放運動など)
の成果を踏みにじり、国内あるいは国際的な動向に大きく逆らうものであるとの確信
からそのように指摘したのですが、貴課はいかがお考えですか。
4)児童課の窓口対応についてお聞きします。私(吉村智博)も含めて、これまで児童
課に何度か足を運んだ経験がありますが、窓口での対応にいつも不愉快な思いをさ
せられます。言葉遣いひとつから身のこなしまで、およそ行政サービスをおこなう人
の接客マナーとは思えないものが目につきます。シングルマザーの一人は、「たい
へん居丈高で、高圧的な態度に出られた」と担当者の実名をあげて話しており、同
じ経験をした私(吉村智博)は「さもありなん」と納得したような次第です。
とくにシングルマザーを見下すような風潮が、市職員の中に蔓延しているのでし
ょうか。こうした対応は、セクシュアル・ハラスメントそのものであり、告訴も辞さない
ものであると考えますが、いかがですか。
5)私(吉村智博)は、他の保護者とともに2003年2月以来、貴課と直接交渉をおこな
い、2003年4月に、いわゆる「待機児童」の入園、すなわち、一度入園拒否をされた
児童の再入園を実現してきました。現に、上野口保育園の桃組で少なくとも3人の
増員が図られました。貴課の提示した定員は間違えなく10人ですが、すでにご存
じの通り、3人以上増えています(30%増)。
こうした事実を踏まえて、2004年度も同様の措置が講じられることは当然と考え
ますが、いかがでしょうか。
6)さて、私たちのようなまったく党派制をもたない会に対して、貴課ではどのように
応対して頂けるのでしょうか。まったく相手にしてもらえないのでしょうか。
門保連という特定の団体とだけ交渉するおつもりでしょうか。見解を問います。
以上の点について、速やかにご回答頂きたく存じます。
なお、この質問状は、門真市議・戸田ひさよし氏のインターネットを通じて全国的 に公開されております。また、市職労、門保連にも、不審な点についての質問状を同
時におくっておりますので、回答の有る無し、またその内容を受けて、関係機関、人 権関係運動団体とも協議するつもりでおります。
2004年2月9日
門真保育を考える会
代 表 吉村 智博
門真市上野口町52-22
072-886-2055(F兼用)
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