Kママさん、児童公園の遊具がたくさん撤去されていました!

 Kママさんからの5/13書き込み「Re: 滑り台が新品になり、子ども達も大喜び!!」の、<それと最近児童公園の遊具が消えています。どうしてでしょう?増やすならともかく無くなるのは困ります。>への返答として、遅ればせながら調べて分かったことを書きます。この件についてみなさんの意見や情報をお寄せ下さい。


 戸田は当初「各地で事故が発生した箱型ブランコなどが撤去されている程度だろう」と思ってしましたが、役所に聞いてみると箱型ブランコは2〜3年前から既に撤去されていて、それ以外の遊具が24コも、今年2月から3月にかけて市内16カ所の公園・児童遊園から撤去されていました。かなり大規模な撤去と言えるでしょう。

◎公園や児童遊園の遊具の管理や入れ替えをする部署は、
 「建設事業部・道路公園管理課・維持係」 (課への直通は06-6902-6487)

◎撤去の判断基準は「老朽化していて修理困難なもの」と「危険性が高いもの」
 その「危険性」とは、「複数の人間が乗って強い力が出て危ないもの、巻き込み事故
 などの危険性があるもの」

◎具体的には、
 「遊動円木」(長方形の柱が鎖2カ所でつり下げられ前後に動くもの)(7公園)
 「回転ジム」(球形のジャングルジムで回転する)            (5公園)
 「廻転器」(円盤状で廻転する)                      (4公園)
 「廻旋塔」(鉄柱から下がっている鎖にぶら下がって回転して遊ぶ) (1公園)
 「オーションウェーブ」(?)                         (1公園)
 「2人がけブランコ」                             (2公園)
 「安全柵」(?)                                (4公園)

◎撤去遊具の選定をしたのは、「道路公園管理課・維持係」
 新聞等での事故記事や「遊具の安全に関する基準(案)」を参考にした。幼児・児童
 教育関係者(幼稚園・保育園・学校・子供会)や保護者の意見等は聴取していない。

◎選定をしたした後で、遊具撤去公園のある自治会長あてに「お知らせ」を発送して自
 治会で検討してもらい、その意見を聞き、了承を得て、撤去した。

◎残した遊具は、ブランコ、滑り台、ジャングルジム、鉄棒、スプリング遊具、砂場

◎撤去遊具に替わる遊具を現在検討中で、今年度か来年度に設置する。(スプリング遊
 具など安全度の高いものを)

●ただ、自治会から聞いている意見としては、その大半が「なくなってみたら公園がス
 ッキリした」、「この方が低学年の子どもも事故の心配なく安心して遊べる」、「子
 どもの数が少なくなったので遊具はこの程度でいい」というもの。
 一部では「早く新しい遊具を付けて欲しい」という声もある。

●役所(道路公園管理課・維持係)としては、「遊具復活をさせるかどうか」、「どう
 いう遊具を設置するか」については、その公園のある地域の自治会の意見を参考にし
 て決めていく予定にしている。
(★★つまり、このままでいくと「遊具復活不要」の自治会の地域の公園では遊具がな
  くなったままになるということ!)


参考;道路公園管理課の課長名で当該自治会長あてに送られた文書
       (02年12月発送)

 ○○自治会長様

門真市建設事業部・道路公園管理課 課長 西川茂清

お知らせ

公園・児童遊園内遊具撤去工事について

 平素は格別のご高配を賜り、厚く感謝申し上げます。
今回、昭和40年から昭和50年代に設置され、老朽化により修理修繕が困難であり、危険な遊具の撤去工事を計画しております。
 また、各地で事故も有り、遊具販売する業界で充分管理できない場合は、撤去が望ましい、という見解が出ています。

 *撤去遊具及び公園名 別紙一覧表参照

 *施工時期は、平成15年2月中旬〜3月上旬

 *道路公園管理課 維持係 担当 池田 06-6902-6487

(03年2月になって具体的な「工事のお知らせ」を送付)


対象となった公園・児童遊園は以下の通り

茨田公園(堂山町)、月出公園(月出町)、石原町公園・古川橋北児童遊園(石原町)、大倉町児童遊園(大倉町)、常称寺西児童遊園(常称寺町)、上島町児童遊園(上島町)、朝日町児童遊園(朝日町)、栄町児童公園(栄町)、本町児童公園(本町)、上野口町児童遊園(上野口町)、下島町児童遊園(下島町)、北島町児童遊園(北島町)、四宮公園(上馬伏)、下馬伏児童遊園(下馬伏)、上三ツ島児童遊園(三ツ島)

-------------------------------------------------------------------------------- 戸田から見ての問題点を提起し、役所に改善を要望 日時: 2003/06/04 12:46:45 名前: 戸田  「道路公園管理課・維持係」の職員の説明を聞いて、戸田は以下の点に問題を感じた のでそれを指摘し、改善を求めました。みなさんの意見も聞かせて下さい。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1;幼児や児童にとって遊具はとても重要なものだが、「道路公園管理課・維持係」は  遊具のあれこれの知識は持っていても幼児児童の発達についての専門知識は持ってい  ないのだから、「危険遊具の廃止選定」については、幼児・児童教育関係者(幼稚園・  保育園・学校・子供会)や当事者たる子ども達や達親から意見を聞くべきではないか。  新遊具の選定や、「遊具を設置しない選定」についても同様。 2;「30年も40年もたって老朽化した」のであれば、代替措置も込みで計画されるべき  ではないか。  確たる理由があって設置された遊具を、「1年も2年も不存在になる」とか「場合によ  っては廃止されたままになる」という想定で撤去すること自体が、検討不足ではない  か。 3;「地域自治会と話をして了承を得た」ということは、「自治会を通じて子供会にも話  が伝わっているはずだから、子どもや親達の意向も反映している」と見なすのが市の  行政手法のようだが、これで本当に住民に情報伝達して合意を得た、と言えるのだろ  うか?    自治会未加入の住民の意向は全く問われていないし、自治会加入住民でもとりわけ  子どもやその親たちに話が十分に伝わっていない所も多いのではないか? 自治会長  と役員だけでの合意になってしまってはいないだろうか?   4;現実には「ある日突然公園から遊具がなくなってそれっきり」と感じている親子が  多いのではないか? 簡単なものでいいから公園に遊具撤去に関しての理由の説明や  復活見込みなどを記載した掲示は出した方がいいのではないか。 5;「遊具がなくなって公園がスッキリした」、「この方が低学年の子どもも事故の心  配なく安心して遊べる」、「子どもの数が少なくなったので遊具はこの程度でいい」  という「自治会からの意見」は妥当なものだろうか?  子どもの年令によっても、その公園の広さや環境によっても、それぞれに違った意見  が存在するはずだから、役所はいろんな立場のいろんな人々の意見を聞いてみて、さ  らにそれらの意見を公開して、もう一段住民の間で論議を深められるような設定をす  るべきではないだろうか? ●公園の遊具というのは、自分の子育て経験から言っても、とりわけ幼児・低学年時期  にはとても大切なものだ。  事故の起こった箱ブランコはやむを得ないとしても、「遊動円木」、「回転ジム」、  「廻転器」、「廻旋塔」などの廃止は納得できないし、それで子どもが遊んだ楽しい  時間を思い出すと、とても悲しい気持ちがする。