議員からの文書受取を拒否する大本議長の暴挙を糾弾し是正を求める申し入れ

2000年(平成12年)6月21日         

  門真市議会   議 長 大本郁夫 殿
         議会運営委員会 各位 殿
                           提出者;門真市議会議員 戸田ひさよし

1; 去る6月16日、私が議長及び会派各位宛の「6月12日に発見された、議員の名誉を
  傷つけおとしいれる犯罪的な謀略ビラについての報告文書」を、大本議長に手渡そうと
  したところ、大本議長はなんと、「いらん!受け取らん!」とダダッ子のように受取りを
  拒否し続けました。

   私が「文書の受取くらいするのが当然でしょ」、といさめても、「そんなもん公務と違
  う!いらん!」というばかりでラチがあかないので、やむなく議長室まで同行し机の
  上に置いて帰らざるを得ませんでした。(*なお同文書の日付に6月15日と記したの
  は戸田の間違いでした。ここで訂正しておきます)

2: この騒動に先立ち同日、議会事務局長に同文書を議長に渡してくれるよう預けようと
  したところ、「これからは直接自分に手渡しに来たものしか受け取らないから、議長宛
  の文書は事務局で受け取ってはならない、と議長からだいぶ前に命令されているので
  受け取れない」、という驚くべき返事が返ってきました。

   それでは事務局はなんのためにあるのだ、と呆れつつ「議長宛に来る文書は多岐に
  渡っているので、それら全てにそのような対応をするというのか」、と問いただしたとこ
  ろ結局、「門真市の議員が議長に渡す文書については、事務局を通さずに、議長本人
  に手渡したものしか受け取らない、ということです」、というのが事務局長の理解すると
  ころでありました。

3; そして事務局長は「共産党さんはそれに従って議長に手渡ししていますから、戸田議
  員もそうしたらいいじゃないですか。事務局は議長に従うのみです」、と言うのでやむな
  く大本議長の登庁を待って文書を渡そうとしたところ、前述のような理不尽な受取拒否
  にあった次第です。
   ここに至り、大本議長が「共産党からの文書は受け取るが、戸田からの文書は受け
  取らない」、という差別待遇をしていることもまた明らかになりました。

   公平中立であるべき議長が、このような露骨な差別待遇を行うことは断じて許されま
  せん。これでは「議長失格」と言われて当然でしょう。議長経験3回めの方がなさること
  とも思えません

4; 合わせてこの折りに、大本議長が事務局に対して自分の行動予定をほとんど知らせ
  ていないことも、明らかになりました。即ち、事務局長と話をしたこの6月16日(金)昼に
  おいて、戸田が「議長に直接手渡せ、と言うのなら大本議長の行動予定を知らせよ」、
  と問いただしたところ、事務局長が言うのは「本日午後から登庁します。また来週は6
  月20日(火)の議運に出席しますが、それ以外の予定は聞いていません」、と答えるの
  みでありました。

   常に連絡の取れる状態にあるべき議長の行動予定が、16日から24日(土) までの9
  日間において、(事務局長の言葉によれば)わずか2日分の、それも一部分しか事務
  局としても把握していない、という異様な状況にあることが図らずも明らかになったわけ
  であります。

5: いったいこのようなことで議長としての職責が果たせるのか、誠に心許ないことと言わ
  なければなりません。大本議長の猛省と職務態度の是正を求めてやみません。