毎日新聞 09/03/11
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090312k0000m040028000c.html

政治資金規正法違反:門真市議失職へ 最高裁が上告棄却

 労働組合から違法な献金を受けたとして政治資金規正法違反に問われた大阪府門真市議、戸田久和(ひさよし)被告(53)に対し、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は9日付で上告を棄却する決定を出した。罰金80万円、追徴金360万円、公民権停止2年とした1、2審判決が確定する。戸田被告は市議を失職することになった。

 同法は、政党や政治資金団体以外が労組から寄付を受けることを禁じている。1、2審判決によると、戸田被告は03年、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部から、自分の資金管理団体に90万円、個人として360万円の寄付を受けた上、政治資金収支報告書に記載しなかった。

 戸田被告は07年の市議選でトップで3選していた。弁護側は「無所属の地方議員への同法適用は違憲」などと上告していた。同法違反に問われた労組執行委員長、武建一被告(67)の上告も棄却され、罰金50万円、公民権停止2年が確定する。【北村和巳】

毎日新聞 2009年3月11日 19時20分


産経新聞(Yahoo!) 09/03/11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090311-00000592-san-soci

戸田・門真市議失職へ 最高裁が上告棄却

 労組から計450万円の違法な献金を受けたとして、政治資金規正法違反罪に問われた大阪府門真市議、戸田久和(ひさよし)被告(53)の上告審で、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は、戸田被告の上告を棄却する決定をした。戸田被告を罰金80万円、追徴金360万円とした1、2審判決が確定する。

 同小法廷は、献金側の全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部執行委員長、武建一被告(67)の上告も棄却、罰金50万円が確定する。戸田、武両被告について、2年間の公民権停止も確定するため、地方自治法に基づき、戸田被告は市議を失職する。決定は21日付。

 2審大阪高裁判決などによると、戸田被告は平成15年、計3回にわたって同支部から計450万円の献金を受けるなどした。

3月11日19時34分配信 産経新聞

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