戸田/獄中からのアピール ・
勾留レター
|
「金曜日」編集部の皆様へ 2/16記 お久しぶりです。大阪府門真市で市議をやっている読者の戸田ひさよしです。 私は昨年12月8日に逮捕され警察の留置場に1ヶ月超(1/11まで)拘置所で2ヶ月めの接見禁止勾留をかけられ、来る3月7日にようやく第1回公判を迎え、その後保釈申請が通るかどうかという状況ですが、これは「金曜日」でも昨年取り上げていただいた「連帯ユニオン・関西生コン支部労組」への第3次弾圧として、生コン支部の武委員長を長期幽閉し、組織と運動を破壊することを本質とするもので、そのために「労組が自分の組織議員に違法な政治資金をした」との「政治資金規正法違反」をデッチ上げて、同ユニオン近畿地本委員長兼市議である私と武委員長を逮捕したものです。
関西生コン支部弾圧の問題は「金曜日」の書評でも紹介された「生コン労組弾圧の真相」の著者、安田浩一氏が今年の雑誌「世界」2月号にも<ルポ>生コン労組はなぜ弾圧されたか、において最新情報を基に報告しています。 さて、「論争」欄への投稿はこの弾圧さ中の獄中から、「冤罪の温床」=代用監獄=警察留置場の「合法化」・恒久化の問題と個人の身柄監禁の重大性を全く考えずに警・検察の言うがまま、求めるままに長期・接見禁止勾留を乱発する「人質司法」の問題を指摘したものです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ==「論争」への投稿== 仮題 獄中で捉える代用監獄の大悪点 戸田 久和(とだ ひさよし50歳 大阪府門真市議・連帯ユニオン近畿地本委員長) 私は連帯労組関西生コン支部弾圧の第3波弾圧で昨年12月に不当逮捕され、大阪市西警察署留置場で1ヶ月、大阪拘置所の独居房で更に2ヶ月を経るが、接見禁止を一部解除させて本紙への投稿を実現し訴える。 1.留が捜査当局の排他的支配下にあるため冤罪の温床になるのは有名だが、私の例では裁判所への文書すら検事の勝手な命令で発信妨害され、弁護士から裁判官への追及でやっと発信可能になった。許し難い話だ。 2.留では法的防御権行使に不可欠な、読む・書く・内心の秘密保持の保障が拘に較べ著しく劣る。具体として 3.留の食事は食材の種類も量も少なく拘とは雲泥の差で、これを長期摂取させるのは食育法にも反する健康破壊だ。実際、西署では通風防止服用者2名が1ヶ月前後の摂食で通風発作を再発させている。 4.拘ではコーヒー、菓子、おかず等約100品の食品購入ができるが、留では牛乳とコーヒー牛乳の2品だけ! 5.衣類以外の日用品で拘では約100品購入できるのに留では10品弱。 このように留置場勾留者は大きな不利益を被っており、「法の下の平等」が完全に侵されている。食事や購入品の問題は拘置所の大人数収容のスケール効果や懲役囚人使役効果の前には留置場は絶対かなわない。 人間を何ヶ月もこんな劣悪な留置場で勾留するのが常態化したのは裁判官の見識の劣化に因る所も大きい。 20年程前は、少なくとも不当逮捕だと叫ぶ者には3泊4日で拘置所に行き、よほどの事がなければ接見禁止や保釈拒否もなかった。 しかし近年は裁判官達の中に代用監獄は良くないという感覚が無くなり、長期勾留も重大事と思わない由。 私の件では、令状部の長瀬敬昭という裁判官はなんと「捜査の進捗や証拠書類の多さなどから考えて留置所指定の方が正しい」と臆面もなく主張し拘置所移送要求を拒否している。もはや捜査への中立とか人権侵害のチェックとかの意識は毛頭なく、捜査権力への助っ人意識全開で、何ら恥じない有様だ。呆れた話だ。 (拘置所も問題多いが本論では略) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 *上記原稿の下から3行目の「令状部長瀬敬昭という裁判官」の部分は「地裁第6刑事部の水島・中川・堀田の3人の裁判官」の間違いでした。ただ、長瀬裁判官(勾留理由開示公判での裁判官)も戸田らへの接見禁止勾留と留置所への指定をする決定を出しているので悪質であることには変わりがない。 |
週刊「金曜日」気付 石坂 啓様 大阪拘置所内1411号 戸田ひさよし 明けましておめでとうございます。突然、拘置所内からの手紙で失礼いたします。 対談を読んで思った第1点は、私も「ハガレン」を全く知らないできていて「ハガレン」をすごく読みたくなったことです。 (それで拘置所に来てから少年マガジンを購入したのですが、もう連載終了しているらしく載ってなかったので、出所してから単行本で読むことにしました。)
この1月で50歳になったオジサンとしてはいくら「気分年齢」が若くても少年マンガはあまり手に取りにくいですが、それでも喫茶店などでは手に取って「大人が読んでもおもしろい」ものはいくつか知っていたつもりでしたが、やはり「腰が引けていた」せいか、踏み込みが甘かったわけで、「ハガレン」は全く見逃していました。
で、手紙を書きたいと思った第2点が、「へーッ!あの『赤ちゃんが来た!』のリクオ君がもう15歳で中3の男の子になっていたのか!」という「ものすごい驚き」です。 まあ考えてみればそれくらいの年齢になっていて当然なのですが、この対談記事で初めてリクオ君=中3生という現実に出会って驚いたわけです。「よその家の子の成長は早い」って言うけどホントですね。 実は私には1人娘がいまして、今高1なのですが、その娘が5歳くらいだった1994年頃(だったと思います)「金」が創刊されて間もない時期に、私達大阪の読者グループが本多さんや石坂さんを招いて大阪(十三)で講演集会をやった後の懇親会の場で、石坂さんとお話させていただき、娘の写真の裏に「○○ちゃんへ 石坂啓」と少女とネコのイラスト付きでサインをいただきました。(当時は既に離婚・別居していて、週の半分だけ自宅に娘を引き取り保育園へ送り迎えしていた時期でした。 さて、手紙を書こうと思った3番目の理由は、対談記事とは離れるのですが、逮捕以来2ヶ月近く(1/30段階で)私が受け続けている「弁護士以外には手紙を送れない」という( もちろん受信も面会も)不当な、そして今の日本の権力ベッタリの「人質司法」の下では悪しき「常識」と化してしまっている『接見禁止』措置の風穴を開けていく一助として、 「起訴事案とは無関係な信書まで禁止するのはやめろ!」「人間として当然な社会的交流への禁止を止めろ!」という訴えの具体として、この手紙を裁判官につきつけて、発信許可(司法用語では「接見禁止の一部解除の決定」)を出させようという狙いです。 結論を先回りして言いますと、その「接禁解除闘争」は当初とんでもない妨害を受けた後、それを粉砕して勝利し、裁判所の許可を次々と引き出すことができ、勝利しています。
(「接見禁止」措置自体を止めさせることはできていませんが) その経過の中で、石坂さんへの手紙は私が当初予定していた「接禁解除第1号」ではなく、第十何号かとなりました。
ちょっと長々となってしまいましたが、要は私が石坂さんに手紙を書いて出そうとした1月4日から、現に石坂さんあてに大拘から手紙を(まずは戸田事務所あてに)発信できた1月31日までの時間が、この日本の司法勾留システムの非民主性、非人間性の程度を示しているということを知っていただきたいと思うのであります。
*なおこの手紙は戸田事務所の方にも、こういう手紙を出したことを知らせるために「金」直行ではなく、戸田事務所経由で送らせてもらっております。 それでは石坂さん、読了ありがとうございました。石坂さんの「初夢」が今年は当たらないことを願いつつ、またお会いする日を楽しみにしております。 了 |
勾留レター22:いざ、3/7公判へ!釈放勝ち取り3月議会・3月春闘へ突進するぞ! 2/20記 1.大阪拘置所内1411号の戸田です。 2.2/20(月)に書いて21(火)に裁判所に解除請求をするこのレターが戸田事務所に届くのは3/1(水)頃で、それからのHPアップ・・・という状態であり、また戸田はこれから被告人意見陳述を作成しつつ、3月頭からは差入れの議案書、予算書、それらの説明書という膨大な議会文書を読みこなして本会議一般質問の通告書を作って3/6(月)あたりに発送しないといけない(市議会への文書発信は既に許可させている)というスケジュールを抱えているので、3/7公判前の「勾留レター」発信はこれが最後になるでしょう。
ということは、3/7公判終了後に保釈されるならば、これが戸田の「勾留レター」最終便になるわけです。 3.我々の長期不当監禁を打破するためには、3/7公判・保釈闘争へ向けた運動の盛り上がり、世論の拡がりが何よりも重大です。3/8には国会内での釈放要求集会もされると聞きましたが、保釈要求署名の拡大をぜひお願いします。
4.こういうスケジュールなので、獄中処遇問題を国会議員に訴える手紙や、杉並の長谷川さんら「都革新」の人達へのあいさつ、韓国訪問の体験談等々、書きたい事は色々残っていますが、取りあえず3/7終了までは取り止めることにしますので悪しからず。 5.連日、連帯宣伝カーによる弾圧糾弾宣伝聞こえてます。やってるね! 6.拘置所の日常を少し紹介すると、親指のひび割れやアカギレははすっかり治り、体調は良好で食事もうまい。ウエストは確実に4pは減ったし、体重は8sくらいは落ちてスリム化も順調!寒さはまだ続いてるけど、日中はいつもの夏物ジャケットと夏物スラックスと色ワイシャツと黒ベストで過ごしています。ヒゲの手入れもちゃんとして、色ワイシャツを週に5着着替えてオシャレも楽しんでいます。食間はスティック袋に入ったインスタントコーヒーをキリマンやらコロンビアにマンデリンやら各種飲み分けて楽しんでます。 これでパソコンがあって掲示板に書き込みできたらもっといいんだけど! 7.門真市政についてちょっとだけ。 8.他にも伝えたい事はいっぱいありますが、3/7公判前最後の勾留レターはまずこれまで。 |
勾留レター21:高枝前助役を「理事」で呼び戻した園部市長 2/12記 公判準備やイラク訴訟意見書作りにがんばってきましたが(「2/16出廷させず」はけしからん!)久々に門真市政の評論です。 |
大拘当局の「2/16イラク派兵差止訴訟」への原告出廷禁止を許すな! 裁判官および全国の皆さんに強く訴えます! 1/17に2/16弁論の出廷呼び出し状を受け取ってすぐに、私は看守に出廷希望を伝え、 大拘所長に対しては「本人訴訟であり意見陳述を予定している」ことも書いて「出廷
許可願」を翌週に出しました。 |
勾留レター19;大阪拘置所の日常生活あれこれ 1/29記 「拘置所」っていうのは具体的にはどんな所なのか、世間のほとんどの人は知らないだろと思う。 一生知らないで過ごせればそれはそれで良い、というか知らずにすむにこしたことはないかもしれないが、戦争国家化と民衆収奪の激化の中で、「普通の市民」にもブチ込まれる可能性がないとは言えないし、現に戸田みたいな左翼活動家のみならず、自家用ジェット機(1機30億円とか!)を乗り回す「時代の寵児」でも入っちゃうくらいだから、この際知っておいて損はないと思う。 1.「大拘は暖房がないから寒いよ」と留置場内でいろんな人が言ってたが、寒い原因はそれだけじゃなく、大拘がやたらと「風通しを良くしている」せいだった。システムとして「風通しが良い」のなら結構なことだが、大拘の場合は、この寒い中でも朝から夕方まで、廊下の窓の半数もしくは大半を開けて外気(寒気)をドンドン流れ込ませるという、「純物理的な風通しの良さ」なのだ。(休日の場合は開ける割合が少ないようだが)で房内はというと、廊下に面した幅45cmほどの、物の出し入れや房内チェック用の窓を一番下まで下げても(ちょうど一昔前の電車やバスの車内窓みたいに下半分が上げ下げできる)書類の出し入れ用なのか高さ1cm幅10cmほどのスキマができるようになっているし、食事の出し入れといろんな用事で結構窓を開けないといけないことが多いので、廊下に入ってくる冷たい風が絶え間なく房内に入ってくる。
2.普通の大阪人に比べると大部寒さに強い戸田でも、入ってしばらくはこの冷たい風と足元がえらく冷たいので困ったものだ。時には手袋が欲しくなるほど寒い時もある。オンボロの畳の下から冷気があがってくる感じだ。 3.防寒衣料を差し入れで強化し、体も寒さになれて強化されてきたものの、今度は連日ぞうきん洗いなどを冷水でマジメにやりすぎたせいだろう、今の日本では見なくなった「アカギレ」が手にできてしまった。それだけでなく、入所10日目頃に突然両手親指の先がピシッ!という感じで左親指はタテに、右親指はヨコに数ミリほどヒビ割れてしまった。
4.部屋は8人収容用と独房の2種類あるようで、戸田のいる独房は広さが畳3畳半くらい。その中に、布団・毛布を一角に積み重ね、便器と洗面台(兼物品受け渡し台)があって、小机、座布団がある。たしかに狭いがこれはこれでしかたないだろう。
5.房の天井は高く、就寝時は(夜9時〜朝7時半の1日10時間半も!)は小さい蛍光灯に照らされながら寝ることになる。 6.食事についてだけは、大拘は素晴らしいと言える。おそらく拘置所は全国どこでもレベルが高いのだろうと思うが、分かり易く言うと「とても優良な学校給食の大人版」という感じ。
留置場と較べると正に「天と地ほどの差」がある。「月とスッポン」と言っても良い。 7.副食品を全然買えない留置場と違って、種々の飲料、アメ、乾物、おかし、つくだ煮、ふりかけ類や調味料を買えるのも助かる。(ただし、戸田は診察の結果「高血圧」と診断されて、購入可能な98種の食品のうち40種類、菓子類では甘味菓子以外の全てを購入禁止にされてしまった。トホホ・・・。) 8.風呂は月・木の週2回。各15分の時間制限付きだが、これでもなんとか 「あ〜あいい湯だね」気分になれる。(たしかにあわただしいが) この風呂は戸田の居る棟では1人用が2コ。旧式だよと言われているが、これがなかなか良くできている。 9.戸外運動は今は火・水・金の週3回、各35分4m×5mくらいの壁の中でできる。文書作りなどで忙しい時は自由にパスできる。(もっと広いスペースで集団で楽しんでいる声も聞こえるが、戸田のような接見禁止の者は単独運動らしい)
戸田がこの間がんばっている戸外運動のテーマは、左手でも右手と同じようにボールを投げられるようになること。25分間ほど与えられる軟式テニス球でチャレンジを続けている。これが非常に難しくかつ面白い。戸田はいわゆる「右投げ左打ち」でラケット類は全て左だが、ボールを投げるとなると、腕、肘、手の指、体の回し方、全てが右とは大違いでうまくビシッと投げられない。 10.室内運動としてはストレッチ、柔軟、スクワット、腹筋、腕立てなど。留置場の初期に、張り切って頑張りすぎてヒザを痛くした教訓から「あまりムリをせず少しずつ」をモットーにしてやっている。 11.新聞は産経と読売の2者択一しかできないが、毎日買って読んでいる。週刊誌も駅の売店で売っている程度のものは買えるから適当に買って世間の動きを読んでいる。 その他に「接見禁止の一部解除」闘争の成果として、いくつかの種類の資料も読んでいるのは既に報告している通り。 12.初の訪韓を契機に20年ぶりに韓国語への学習意欲が燃え上がり、「韓国の闘争仲間とコミュニケーションできるレベルの習得」を目指して、少しずつながら、全く画期的な学習法も編み出して学習中。この方面については別途詳しく報告していきたい。 13.新聞によると東拘の収容者が約3000人ということだから、大拘の場合2000人くらいは収容させているんじゃないかと思う。とにかく巨大な施設だ。留置場の房は前面の全てが素通しだから房外の様子がかなりわかるが、拘置所の房の狭い窓からは廊下のごく一部しか見えず、そういう意味では房外の様子はさっぱりわからない。 14.拘置所のいろんなシステムについて、集団房なら他の「先輩」達からアレコレ教えてもらえるけど、独房の場合はそれが全くないし、上記のように回りの様子が全く分からないので初めの10日程は大変まごついてしまう。これは拘置所側のシステムとして初めての、特に独房の者に「ちゃんと教える」ようになっていないため。以前のレターに書いた様に入所時に筆記具を全く与えないとか、ほぼ全ての物品を「領置」として取り上げておきながらその物品リストも渡さないなどの方式に問題がある。 15.最後に。 戸田が学生時代の闘争で拘置所に10日間入れられたのが、たしか1978年頃で今から28年くらい昔のこと。 以上で大拘の日常生活のとりあえずの紹介を終わります。 |
勾留レター18:接禁解除闘争の前進と裁判官の姑息な抵抗06.1.18記 「獄中者には何も発信させるな、社会運動情報を何も入れるな」という近年の政治弾 圧ではすっかり「定番」になってしまっている「接見禁止」(本文では「接禁」とも
略す)措置に対して、戸田と永嶋弁護士の強力タッグが果敢に闘いを挑んで、着実に 風穴を開けてきている。 永嶋弁護士は、 |
勾留レター17:移送7日目でようやく装備6割回復で・・・!06/1/17記 いやー、1/11移送からしばらくは本当にわけがわからず、何も手元になくて本当 に困ってしまった。 ところで拘置所が留置場よりもマシな所は食事の質が格段に良いことと、副食品 (おやつ類、嗜好品)がいろいろ買えて間食できるところだ。 12/8不当逮捕以来、ほぼ40日目にして、戸田は初めて仁丹や飴、チョコレート
などを食べ、インスタントではあるが「1日2回食後にコーヒー」が飲めるよう になった。 |
勾留レター16補足:「クツを履かせろ闘争」の勝利 12/20理由開示公判の時に戸田が靴を履いていた事にお気付きだったろうか? |
勾留レター16:西署235号の衣料生活 みなさん新年おめでとう! 12/28起訴直後の保釈請求を却下され「第1回公判の時まで接見禁止付き勾留」と決定されてしまった戸田です。 さて「獄中通信」と言えば獄中生活のアレコレをご披露するのが「お約束」みたいなもんですが、今まで反弾圧のアピールや門真市政への評論の方をまずは優先させてきたため、そちらの方面が不足していたと思うので、これからは「普通の一般市民には知られていない」獄中生活のこともポツポツ報告していきます。 |
勾留レター15:痛快!留置場に響いた連帯の元旦闘争 「いよいよ新年となったか・・・」と思いつつ、朝6:55の看守の「起床!」という号令、点呼と共に起き上がった元旦の朝だった。 2006年1月1日 連帯ユニオン近畿地本委員長 戸田ひさよし (大阪西警察署 留置場にて記す ) |
起訴と保釈却下糾弾!年頭の挨拶 12月28日、戸田と武委員長に対して、不当な政治弾圧として起訴がなされ、 その後、弁護士からの保釈請求が裁判官によって却下されて、我々の監禁が「接
見禁止」をつけられたまま、年を越して継続されることになった。 |
(年末・年始の勾留レターは、戸田自身が書いた書面について、戸田自身から裁 判所に接見等禁止の一部解除請求している関係で、HPアップが大変遅れていま
すが、とりあえず、拘置所での現在の様子をお伝えします。) |
門真市HPで「Q&Aコーナー」できてる? 11月中には門真市HPにおいて(守口市HPのような)Q&Aコーナーを作る 、というのが戸田と企画部(情報政策課)との約束だったはずですが(これくら
いのことできないでどうする)、ちゃんとできてますでしょうか。 |
ついに浮上、新「行革大綱・計画」のチェックを! 12月議会のさなかに、かねてより、大きな課題となっていたことが急浮上して きた。 <行革計画(案)の一部> |
決算認定と決算委記録のこと 12月議会では初日12/12本会議で10月から11月の決算特別委で審査さ れた「2004年度決算報告」の認定の賛否も採決された。 さて、この決算特別委というのは、会派議員だけをメンバーとしているところは 問題だが、他市に比べればだいぶ生ぬるいとはいうものの、共産党だけでなく「
与党」議員もいろいろと問題点を指摘している。 ところで、こういう情報価値のある決算委記録なのに、今は「概要記録」も「議 事録」(審議記録)もどちらも、市議会HPにアップされていないから、市民が
手軽に見る途は全く閉ざされているに等しい。 |
公平委員・人権擁護委員の選任について 12月議会の人事案件では、公平委員会委員2名と人権擁護委員会委員1名の提 案もされているので、これについてもコメントと賛否表明をしておきます。 |
勾留レター8号 12月議会のポイント 12/26付 12/26記 話を本筋へ戻して、まず今回の助役提案についての戸田の考えを項目的に述べて いきます。 1 まず、少なくとも今議会では、園部市長新与党体制が圧倒的多数でできあが っていて、戸田が賛否をどうしようが、それ自体は大勢に影響なしの状況にある
。 2 戸田の基本的判断としては 3 で、まず門真市在住、60歳の五十野氏について。 4 富田林市在住49歳の久木元氏について 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |
05/12/24 門真市民、職員のみなさん こんにちは さて、今回の12月議会では、開会4日前の不当逮捕による戸田の不在と、共産党も含めた全議員による戸田への辞職勧告決議の採択という警察・マスコミに煽られた軽挙妄動の大騒ぎがありましたが、園部市長が出してきた議案の面から見ると、市民が注目すべきポイントとして3つあると思います。 まず1点目は、園部市長当選以降、約半年間不在だった2人の助役人事を出してきたことです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 注目ポイントの2点目は市の各種施設に対する「指定管理者制度」導入であり、そのための基本条例と個別条例8本の提出です。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 それと注目ポイントの第3点目は、今年度からスタートしたばかりの砂子小の「児童クラブ」を来年度からいきなり民間委託するという議案を突然に出してきたことです。(共産党の反対のみで可決) |
05/12/21 12月20日開示公判を終えて伝えたいこと 開示公判への結集注目大変ありがとうございました。 |
05/12/16 門真市議会で12月12日(月)本会議で共産党5議員も含めた出席議員全員2 6名(議長と逮捕欠席の戸田以外)賛成で「戸田への辞職勧告決議」が「全会一
致で議決された」ことを知り、なんとおろかなことを浮き足だってしたのだろう か、と(半ば予測していたこととは言え)呆れました。 |
Re:戸田/獄中からのアピールNO.4 05/12/15up 門真市民のみなさんへ(2) 12月8日夕刻の市役所内での大々的な逮捕劇と大報道を見ると、普通の人は 「よほどの重大犯罪を実際に犯したから、こういう逮捕をされたのだ」と、強烈
に刷り込まれてしまうでしょうが、ここにトリックがあります。 戸田は、現在留置場の中に置かれ、物的・時間的な条件にものすごく不自由では ありますが、現職の市議会議員として門真市のため、市民のために、全力を尽く して、できうる限りのことをしてゆきます。 門真市民のみなさん、友人・知人のみなさんのご多幸を祈念いたします。 いろんな方からの差し入れありがとう。衣類は足りているので、現金か本があり がたいです。メッセージは入らないので、戸田事務所に届けてください。 |
戸田/獄中からのアピールNO.3 05/12/15up 門真市民のみなさんへ(1) 門真市民のみなさん、市職員のみなさん、そして戸田の友人のみなさんへ 急な逮捕と勾留によって、12月議会本会議に出席し、決算報告や助役などの人 事提案の議決を行う権利を奪われたことに怒りと悔しさを強く覚えています。 今回の逮捕の本質は、連帯ユニオン・生コン支部への国家権力による弾圧攻撃の 継続・拡大です。 市民のみなさんには、権力・マスコミ一体となって騒ぎ立てている「計450万円 の違法献金」という宣伝文句に浮き足立つことに慎重になっていただきたいと思い
ます。 |
2005/12/13 獄中から、みなさんへの報告です。今後不定期ながら、獄中からの報告を戸田HPの弾圧特集コ ーナーに載せていきます。ぜひご注目ください。 当方、体調・気力とも充実して元気です。 武委員長の再逮捕を満身の怒りで糾弾する。 私も西署留置場で決然と戦い抜いています。反弾圧全国闘争を爆発させよう。 |
戸田は現在、接見禁止状態ですが、弁護士さんを通して伝言がありましたのでお伝えします。 05/12/09up 政治的不当弾圧であり、あえて議案説明中の議会控え室に踏み込んでマスコミをあおりながら逮捕するという政治的ショーを演出したものである。 |