●門真との合併に疑問を持つ守口公明党のみなさんへ●

 守口公明党の中には門真との合併を良いと思わない方々が少なからずいらっしゃると聞いております。その方々への戸田からの訴えです。どうかお聞き下さい。
 守口では今まで聞いたことのなかったパターンの、戸田の強烈な公明党非難に気を悪くなさった方も多かったと思いますが、その点は宣伝戦のひとつと思って割り切ってお流し下さい。

 さて、「巨大な権力は腐敗する」という言葉にもありますように、公明党が地域においてこれ以上巨大になることが必ずしも良いことではないと感じている方もあろうかと思いますが、上に書いたように、門真との合併をすれば、好むと好まざるとに拘わらず、合併市の公明党は「議席占有率が楽々半分、その気を出せば6割(34議席ならば20人当選で議席占有率59%)」という「巨大な支配力」と言ってもよいほどの「権力」を得ることになります。
 「政治的配慮」で当選14議席に留めたとしても(占有率42%)、「ホントは楽々半分取れるんだ」という気持ちは常に公明党議員と支持者が抱くでしょう。
 そういう風になった時に合併市の公明党の組織はどうなるか。

 市政において、日常の生活において、おごり高ぶらず腐敗せず巨大な権力に見合っただけの責任をしっかりと果たして、公明党支持以外の人々との要らざる摩擦を起こさず、全体を導いていけるだけの成熟を合併市の公明党がしていると言えるのかどうか。
 ましてしゃにむな合併急進派で数の力におごって対話や論議の習慣が少ない門真の公明党の主張通りに合併ができたとあっては、強硬な門真公明党が「合併の功績」により強い発言力を得ることになるし、その体質に全体が染まっていくことにならざるを得ないということも、守口公明党の中の良識ある人々には危惧されるところだと思 います。
 (このことは、08/27の「「穏健な守口公明党」でも門真公明党と合体すれば・・」
  にも書きました。)

 「議席占有率5割前後」というのは、全国どこにもない異例中の異例の「公明党王国」の誕生です。たしかに全国・中央の公明党から絶賛される大成功ではありましょう。しかし、急激で巨大な成功がかえって組織の腐敗や崩壊につながってしまうことがあり得ることは数々の歴史の教訓でもあります。

  問題の根幹は、現行の選挙制度や低投票率によってこその「議席占有率5割」であって、全住民の中の実際の支持率は2〜3割という実態は変わっていないというアンバランスにありますし、仮に実際の支持率が増大したにしても、それはそれで実際の多数派である非支持者の住民との摩擦を広げる要素が大きいということにあります。
 「全国最大の公明党王国」という評判は、一方で公明党支持者の転入を増大させても、一方で非支持者住民の転出を増大させるし、「追従的支持者」をも増大させるでし ょう。
 そしてそういったことは決して「守口地域の健全なまちづくり」にはつながらず、ややもすればこれを破壊する方向に向いてしまうのではないでしょうか。

 「本当に守口市を愛する公明党の人々」にとって、この合併が望ましくないことの根幹がそこにあるではないでしょうか。
 ですから、「本当に守口市を愛する良識ある守口公明党の方々」には、合併を本当に阻止するために、ぜひ土川に投票していただきたいのです。

 現在、守口公明党は、「地域事情によって喜多か今西のどちらでもよい」ということになって、実際には喜多への投票が多そうという話しですが、この選択はどちらも守口市を消滅させる不毛な選択でしかありません。
 合併に旗振り役の喜多氏はもちろんのこと、表面上は「合併賛成」を出さずに場合によっては「私は合併反対です」とすら口にすることさえある今西氏も、それは単なるリップサービスであり、正体は合併推進です。喜多市長との対立は利権と権力をめぐる合併推進派内部の争いに過ぎません。

 今西氏を支えているのが国策として合併推進をしている自民党であり、合併の面では積極的な推進派である民主党であることが、その何よりの証拠ですし、今西氏自身が「来年9月の合併議決」を目指して進行中の「合併列車」を止める市長権限の発揮を全く言わず、そもそも「合併反対」とは文書でも公式の場でも決して言おうとしないことが、その証拠です。
 「議員10期の実績」を誇りながら、合併問題についての自分の見解を言えないなんて、こんなおかしなことはありません。

■門真との合併を阻止するのは、土川への投票しかありません!喜多候補や今西候補
 への投票は「守口市消滅の選択」以外の何者でもありません。
 どうか主義主張、思想信条を超えて、「守口市を残し守る」という一点において、土
 川への投票をされるように、お願いいたします。
 土川はまた、広い対話の精神の持ち主でもあります。守口市を良くしていこうとい
 う観点でみなさんと胸襟を開いて語り合っていく人物です。
 いつまでも70才の老人が権力にしがみつくのを放置している時代ではありません。
 41才の土川を市長にして「世代交替」の波を起こして「守口の若返り」も実行しま
 しょう。

                   それではこれにて。