☆守口市長選;第2の波乱、合併反対候補は1人?2人?それとも?

 守口市長選挙について、水面下で激しい動きが続いているようだ。本来、「水面下の動き」はなるべく無しにして、公開的に候補の擁立や出馬準備を進めるのが望ましいと思うのですが、複雑怪奇・魑魅魍魎の蠢きが多い守口ではなかなかそうもいかない面が多いようだ。
 とはいえ、もう時間がない。長老市長と長老議員の2候補を追う後発候補としては、8/31公示前に世間の目を引く時間も、支援を呼びかける時間も限られている。

 ポイントの1つは、共産党が尼崎市長選挙や、高石市長選挙、香川知事選挙、長野知事選挙のように、共産党候補を出さず、「共産党推薦」ということも出さずに我慢して勝手連的支援に回って、「市民派」や「郷土勢力」の押す合併反対候補を共同して押せるかどうである。
 こうなれば守口では「未だかつて無い」新鮮なパターンになるし、勝算も生まれてくるが、一方で秋の衆院選挙を控えたこの時期に共産党としての宣伝・票固め活動ができないという困難を、共産党としては抱えることになる。
 合併反対を心から願う市民としては、もともと共産党が当選にはるかに及ばない守口地域での国政選挙での宣伝戦と組織戦という「共産党としての組織利害」よりも、合併反対の「ほとんど最後に近い(住民投票運動が残されているとは言え)最大のチャンス」という市民利害を重視して、合併反対共同候補に参画して欲しいところだが・・・。

  もうひとつのポイントは、病死した木崎前市長の孫で次期市長への期待を持つ人も多いと言われている木崎氏の陣営が(木崎氏本人であれ仲間であれ)市長候補擁立を断念してはいないと言われている点だろう。
 木崎陣営は少なくとも今進められている守口門真合併には反対であるらしい。公明党に頭を下げたくないという意向も強いという話もある。
 従って「合併反対の地元名門候補」として出馬してくる可能性がある。

 そのほかにも、他にも合併賛成で出馬を狙っている人がいるらしいし、既に手を挙げている2人の候補のどちらかはいざとなったら降りるかもしれない、という話も一部で流れているようだし、選挙につきものの泡沫候補も出るかもしれないし、守口の市長選挙はこれから一層流動化するようである。

●「合併したら日本最大の公明党王国になってしまう」という危機感を持っている人々
 を含めて、合併反対の「市民派」と「郷土勢力」や共産党勢力と広範な市民の共同で
 「合併反対!市政抜本改革」の候補者を立てて市長の座を獲得できることを、戸田と
 しては願ってやまない。