これが「財政悪化は全部人のせい」という喜多発言の概要

 8/27公開討論会での守口市の財政問題に関する喜多発言の概要を紹介

財政が悪化したのは

1;もともと「3割自治」と言われるほどの国の仕組みが悪い。

2;不況が続いて法人税のマイナスにが続いた。

3;生活保護費などの扶助費が増えた。

という3点が原因だとして、これに

・交付税の仕組みにほころびが出ている。

・前の市長が直営施設を多く作ったから人件費がかさんだ。

・国の減税策のとばっちりを受けて市の収入も減った。

・国と地方との構造を改革しないとダメ。

というようなことも肉付けしているが、16年間市長をやってきた自分の責任や反省点については、ものの見事に一言も触れなかった!

 戸田としても信じられない思いだったが、本当に自分の責任についてはただの一言も触れていないし、反省も述べられなかったのだ。これには本当に驚いた。
 基金を崩して分不相応なハコもの作りに走ってしまったこと(しかもバブル崩壊の後で!高い工事価格で、維持管理費もかさむのに)も、職員採用の時から分かっているはずの退職金支払いの準備を何もしないできたことも、子どもでおかしいと思うような失策に何一つ反省はなく、まるで過去の天気具合を語るかのような淡々とした語り口だった。
 助役出身だけあって、「これぞ官僚答弁」と思わせられた。