◆「共産党も土川支持で合併反対市長選に合同して」、と市民の期待高まる

 合併反対を掲げる唯一の予定候補者=土川氏の出馬表明に対して、「共産党はどうするの?」との疑問や、「高石市みたいに党独自候補を断念して合併反対で合同して合併反対市長を実現させて」との期待と要望が守口市民の中で高まっているようだ。
 確かに現在のところ、共産党は通例の独自候補を出していないし、かといって土川氏支持を表明しているわけでもなく、その動向が注目されている。

 大阪日日新聞HP記事、

□ 三つどもえ激戦模様 守口市長選

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/old.html
 では「共産党は独自の候補者を擁立する方向で動いており」とか、「協力するかどうかは五分五分」とかの分析が書かれている。

 従来の例で言えば北河内でも北部大阪全体でも、いわゆる市民派首長候補を共産党が押した例はないようだ。
 また、11月に迫った衆院選挙候補者を抱えて、市議補選もない今回に共産党候補を立てなければ共産党としての大々的な宣伝と票集めをする機会がない、という厳しい事情もある。土川ひでたかというほとんど無名の新人に合同してしまっていいのか、という困惑もあるだろう。

  しかし、戸田としては(門真市民にとっても同様、)守口の市民全体の利害に立って、ここはぜひ合併阻止・市政改革の大局的判断から、共産党には辛いだろうが独自候補を断念して土川ひでたかを勝手連的に支持する立場を取ってもらいたい。
 この時期になって合併反対候補が2人も立つのはマイナスなのだから、ここは「大人の判断」をしてもらう方が、結果的には「共産党の株を上げる」のではないか。
 共産党守口市委員会の機関紙「新守口」8/10号での、候補者発表なしの「守口市長選挙における政策発表」内容は、土川氏の「10大政策」にも概ね同意できますよ、という下地作りのようにも読みとれるが、はっきりしたところは分からない。

 長野県知事選から香川知事選、徳島知事選、尼崎市長選、高石市長選、と市民派もしくは(合併反対などの)課題実現の活動家候補を共産党が一歩下がって支援するパターンはだいぶ増えてきた。その全てに勝利できているわけではないにしろ、概ね勝率もいいし、何よりも市民の間に風通しを良くして変革実現への希望を育てられているところに大きな意義があると思う。

 そして今回の守口市長選挙は、「与党陣営2分解の中で十分に勝機のある選挙」であり、「合併阻止のほとんど唯一最大のチャンス」である。
 保守から革新まで、それこそ政治信条の違いを超えて、「守口の潰さずに子孫に残していく」ための大同団結の住民パワーで、土川氏を市長に押し上げていってもらいたいものだ。