香川知事選報告記1;

本四橋恐怖の強風抜けたら突然悲劇のバイク故障!

 ゴチャゴチャの門真を出発して夏の空の下、気分晴れ晴れと走行するも高速道路での強風には悩まされた。この分では明石大橋、鳴門大橋の走行は大変だと思わざるを得なかったが、案の定、それはバイク走行にベテランの自信のある戸田をして生命の恐怖を感じさせるほどのものだった。必死に横風に耐えて体を傾けハンドルとアクセルをコントロールする横を、そんな苦労を知る由も無い車が通り過ぎていく。巨大トランク搭載の我がフリ ーウエイの受ける横風は凄まじい。
 「ゴメン、おれが悪かった!二度とバイクで本四橋は渡りませ〜ん!」と心の中で何度叫んだことか。

 さてそうやって必死で鳴門大橋を渡りきって、これから高松へ向かう「高松道」料金所を通過してちょっとエンジンを止めた時、とんでもない悲劇が起こった。
 なんと今まで快調に回ってきたエンジンが二度とかからなくなってしまったのだ!「エーッ!なんでなんで!!」と鳴けど叫べどウンともスンとも応えてくれないではないか。
 どうもダイナモ関係の配線が焼けてしまったらしい。結局どうしようもなくて、バイクは帰阪してから新橋町のバイク屋さんに取りに来てもらって門真で修理し、戸田はここでバイクを捨てて単身移動することにして、料金所事務所敷地にバイクを置かせてもらった。

 こんなバイクトラブルは28年の戸田のバイク経験の中で始めての出来事で、運送費・修理費に頭が痛いがどうしようもない。
 まあこれもいい体験と割り切って、たまたま高松に帰る親切な道路公団職員の車に便乗させていただいて、ようやく高松入りを果たすことができた。