「見識の高まった県民は今度は『しなやかに』村井を選択した」というウソ 戸田 - 06/8/25(金) 20:56 -

 ある全国紙の長野県版で、今度の選挙結果を「田中知事登場によって県政に関心の高まっ た県民が今度は『しなやかに』村井を選択した」というような記事が載っていた。

 その記事では、ある「普通の主婦」が紹介され、前回は初めての政治行動として田中知事 を支援したが、田中知事の「手法」に疑問が膨らみ、今回は「女性の勝手連的なもの」まで 作ってそのリーダーとなって村井候補を積極支援した、とされている。

 そして「もしも村井知事がダメだと分かったら落選運動を起こす」とものたまい、記者は 「民度の上がった長野県民はこういうふうに『しなやかに』知事を選択するようになった」、 と持ち上げていた。

 ウソをつきやがれ、と戸田は思う。

 この人は体よく自公・財界権力に踊らされただけなのに「自分が主役で活動した」と思い 込んでいる「勘違い屋さん」のひとりでしかない。

 田中知事支援で「運動デビュー」した人が、自分自身に独自で特別な力があると過大評価 して(自惚れて)反田中勢力におだてられ取り込まれていっただけで、村井が知事になった 後は御用済みで捨てられるだけ。

 田中知事だから自由に文句が言えたのであって、知事権力者になった村井にものが言えて いくなんてことはまずあり得ない。  村井県政が期待はずれになっても、軸になる人や理念がないから実際には何も運動を起こ せずぼやくだけになるはず。

 村井という男が「大日本帝国」が行なった侵略を「自衛行為」と偽る「教科書作る会」の 主軸である右翼連合=「日本会議」の長野県会長であることや、地方破壊のエセ改革の責任者 のひとりであった事等々、大事な事は何も知ろうとせずに支援したに違いない。  「しなやか」どころか「反田中の言動をすることがかっこいい」かのように思い込まされ、 デマで踊らされた愚かな有権者のひとりに過ぎない。