7/13 議員15名連名で地裁と地検に申し入れ
申し入れ案内文 05/07/13up

  連帯ユニオン関西生コン支部事件裁判と身柄勾留についての申し入れ           

大阪地方裁判所 所 長  殿   
事件担当 第12刑事部    
裁判官 川合 昌幸 殿    
裁判官 西森 英司 殿    
裁判官 渡邉達之輔 殿                

2005年7月13日              

大阪府議会議員  :小沢 福子   高槻市野見町4-39        
門真市議会議員  :戸田 ひさよし 門真市新橋町12-18-207    
守口市議会議員  :三浦 たけお  守口市大宮通2-10-2      
高槻市議会議員  :野々上 愛   高槻市桃園2-1(高槻市役所内)
      同    :森田 みつじ  高槻市桃園2-1(高槻市役所内)
      同     :小西 弘泰   高槻市富田町6丁目14-1-101 
茨木市議会議員  :桂 むつ子   茨木市上泉町6-34-1       
茨木市議会議員  :山下 けいき  茨木市平田台5-6-401      
箕面市議会議員  :中西 とも子  箕面市箕面2-1-34        
堺市議会議員    :田中 たけよし 堺市豊田1224-1         
泉佐野市議会議員:国賀 祥司  泉佐野市中庄358-4        
泉南市議会議員  :小山 広明  泉南市信達市場2661-18     
東大阪市議会議員:さかぐち 克己 東大阪市荒本新町82-1     
兵庫県加古川市議会議員:井筒 たかお  加古川市尾上町口里250    
滋賀県志賀町議会議員:砂川 次郎   志賀町朝日2-23-1       

=記=   

 1:私達15人は、人権・民主主義の充実と社会的公正の実現、および住民・労働者の生活の向上と安定を求める自治体議員であり、その見地から「大谷生コン事件」・「旭光コンクリート事件」としてこの4月から裁判が続いている全日本建設運輸連帯労働組合(連帯ユニオン)関西生コン支部への2つの逮捕起訴・  長期勾留事件を注目し、何人かの議員は裁判傍聴も行なってきました。               
2;その結果私達が認識したことは、この2つの事件が、業界改善のために業者に広域協組加入を求めるという産別労組として至極正当な活動への不当な権力介入であり、公安弾圧の一例だということです。  
 この認識は単に我々のみならず、本日提出の添付資料にあるように、今回の逮捕事件で関西生コン支部を支援する「緊急共同声明」への海外や各界著名人士を含めた賛同333個人・団体、「労組共同アピール」賛同32団体、激励メッセージ95団体・個人もの広がりや、月刊「財界展望」5月号記事や週刊「金曜日」5月20日号記事にも現れています。  
 企業に対する運動団体の正当な要求活動を「犯罪」とこじつけるこの種の公安弾圧の不当性は、「全国連寝屋川支部事件」では5/25に地裁が完全無罪判決を出し検察が控訴断念するほど明白となりましたが、本事件においても、ニュース報道までされた業者の違法行為を検察官が「連帯労組の言いがかり」と決め付けるなど、傍聴すればするほど検察側の公安弾圧に偏った異様な姿勢が見えてきております。            
3;また、1/13逮捕から6ヶ月以上、3/9逮捕から4ヶ月以上もの長きに渡って6名の労組役員の保釈請求を裁判所が拒絶し家族との接見すら禁止し続け、それがいつ果てるとも分からない状態に置かれていることは、司法による不当な監禁であり、人権蹂躙、家庭破壊、労組破壊攻撃であると言わざるを得ません。         
4:さらに被告と家族や仲間の間をこのような長きの接触禁止状態に置く一方で、裁判傍聴者の思わず出た言葉に過敏に反応して退廷命令を発したり、退廷者の傍聴券を他の人に使わせないという「集団懲罰的」な指揮を行なったりという、刑事12部裁判官の傍聴者への強圧的な対応にも問題を感じざるを得ません。         
5;以上のことから私達は、大阪地裁および事件担当裁判官に対して以下のことを申し入れるものです。

申し入れ項目
1;至急に被告6名の家族友人知人との接見を認め、保釈を許可して下さい。
2;社会正義実現の立場に立った綿密で公正な裁判をお願いします。
3;「開かれた司法」の見地で傍聴者への過敏で強圧的な姿勢を改善して下さい。

           


  連帯ユニオン関西生コン支部事件裁判と身柄勾留についての申し入れ           

大阪地方検察庁      殿
  公判担当  公判部
   検察官 大口 康郎 殿
   検察官 苅谷 昌子 殿
   検察官 日比 一誠 殿               

 2005年7月13日

        大阪府議会議員:小沢 福子   高槻市野見町4-39        
                  門真市議会議員:戸田 ひさよし 門真市新橋町12-18-207    
                  守口市議会議員:三浦 たけお  守口市大宮通2-10-2      
高槻市議会議員:野々上 愛   高槻市桃園2-1(高槻市役所内)
         同   :森田 みつじ  高槻市桃園2-1(高槻市役所内)
       同   :小西 弘泰   高槻市富田町6丁目14-1-101 
                  茨木市議会議員:桂 むつ子   茨木市上泉町6-34-1       
                  茨木市議会議員:山下 けいき  茨木市平田台5-6-401     
                  箕面市議会議員:中西 とも子  箕面市箕面2-1-34        
                      堺市議会議員:田中 たけよし 堺市豊田1224-1         
                 泉佐野市議会議員:国賀 祥司  泉佐野市中庄358-4        
                  泉南市議会議員:小山 広明  泉南市信達市場2661-18      
                 東大阪市議会議員:さかぐち 克己 東大阪市荒本新町82-1     
              兵庫県加古川市議会議員:井筒 たかお  加古川市尾上町口里250    
               滋賀県志賀町議会議員:砂川 次郎   志賀町朝日2-23-1        

 =記=

1:私達15人は、人権・民主主義の充実と社会的公正の実現、および住民・労働者の生活の向上と安定を求める自治体議員であり、その見地から「大谷生コン事件」・「旭光コンクリート事件」としてこの4月から裁判が続いている全日本建設運輸連帯労働組合(連帯ユニオン)関西生コン支部への2つの逮捕起訴・長期勾留事件を注目し、何人かの議員は裁判傍聴も行なってきました。             

2;その結果私達が認識したことは、やはりこの2つの事件が私達のうちの11人が4月5日に貴庁に出した申し入れ書で指摘した通りに、労働者の生活安定に不可欠な業界改善のため業者に広域協組加入を求めるという産別労組として至極正当な活動への不当な権力介入であり、公安弾圧の一例だということです。  
 この認識は単に私達のみならず本日提出の添付資料にあるように、月刊「財界展望」5月号記事や週刊 「金曜日」5月20日号記事にも現れています。  
 ニュース報道までされた業者の違法行為を「連帯労組の言いがかり」と決め付けたり、誓約書や推薦依頼書まで出して自ら確約したことを裏切る業者の行為を正当視するなど、傍聴すればするほど検察官が公安弾圧に偏って社会的正義を踏みにじる異様な姿勢が露呈しておりますが、企業に対する運動団体の正当な要求活動を、一部の外形的事実を口実に使ったり事実を虚偽でねじ曲げたりして「犯罪」とこじつけるこの種の公安弾圧手法は、「全国連寝屋川支部事件」という事件では5/25に地裁に完全無罪判決を出されて貴庁が控訴断念するほどに不当性が暴露されたではありませんか。もういいかげんに反省すべきです。

3;また検察官は、未だに人権無視感覚による荒唐無稽な理屈で6名の労組役員の家族友人知人らとの接見禁止と身柄勾留を主張し続けていますが、これは検察の意に添わない者への不当な監禁であり、実質的には家庭と個人生活の破壊、労組活動の妨害を通じた違法な転向強要策であると批判せざるを得ません。         

4:以上のことから私達は、大阪地検および事件担当検察官に対して以下のことを申し入れるものです。  また、同内容の4月5日申入れへの回答を聞かせてもらっていませんので、併せてその回答も求めます。

申し入れ項目
1;至急に被告6名の家族友人知人との接見を認め、保釈を許可して下さい。
2;社会正義実現の立場に立った綿密で公正な裁判をお願いします。
3;「開かれた司法」の見地で傍聴者への過敏で強圧的な姿勢を改善して下さい。