1/13逮捕の4/7第1回公判報告 (自由論争掲示板より戸田の書込み)

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◆1/13逮捕の4/7第1回公判報告1:起訴状と弁護士の求釈明。「釈明の要なし」だと! 
報告2:武委員長の大弁舌(上)。法適用の不平等や府警の拷問事実を鋭く暴露!
報告3:武委員長大弁舌(下)。大谷のヤクザ体質の暴露や関生運動の成果実態
報告4:竹谷・片山・福島3役員の意見陳述〜大谷に「義務」はある!
報告5:検察官、見てきたようなウソを言い。冒陳

報告6;弁護人、検察のズサンと作為を突く!次回は5/16に803法廷で 

◆1/13逮捕の4/7第1回公判報告1:起訴状と弁護士の求釈明。「釈明の要なし」だと! 投稿者:戸田

 *戸田の走り書きメモと記憶による要点再現なので、はしょっている所や必ずしも発言の言葉通りではない所が多々ある点はご了承下さい。趣旨は外れていないはずです。  

10;00 201大法廷 開廷
 もちろん満席。連帯から傍聴券回してもらったマスコミ3〜4人    
 検察官:3人(男性2人、若手女性1人)     
 被告;武委員長・片山役員・竹谷(たけや)役員・福島役員      
 被告弁護士;里見弁護士・菊池弁護士・中島弁護士・位田弁護士・森弁護士(計5人)   △起訴状朗読(若手の男性検察官):強要未遂と威力業務妨害についてアレコレ書面見ながらあまり大きくない声で非常に早口でしゃべるので聞き取りづらい。
◇弁護人からの求釈明;   
 Q1;「〜共謀の上」と言うが、
  @対象となる犯罪は何か?                
  A「共謀」した人数とその氏名は?                
  B「共謀」成立の時期・場所・様態などは?   
 Q2;「〜などで組織する」と言うが、「など」とは?   
 Q3:「大谷生コン〜」は「個人」のことか、「法人」か?   
 Q4;「大谷な生コンの広域協組への加入義務」の有無は?   
 Q5;04年9/30の件で、「ハンコ押して下さいや。・・・」の一連の発言は誰のものか?   
 Q6;10/1の件で、「多数」と言うが、その人数や氏名は?   
 Q7:「大谷に・・・害を加える・・・」の対象は「個人」のことか、「法人」か?   
 Q8:「人に義務のないことをさせようとした・・」と言うが、それは「個人」のことか、「法人」のことか?  
△検察;釈明の要なし・詳しくは立証段階で述べる・・・。*こればっかし!
◇弁護;全て「釈明の要なし」とは!争点を明らかにするのが検察官の当然の義務だ。
 ・「共謀」の裏付けは見あたらない。    
 ・被告の防御のためにも、審理促進のためにも明らかにする必要あるし、それが検察官
に不利益とは考えられない。再度、釈明を求める。    
 ・「強要」は「法人」への要求としか読めない。ところが「人に義務のないことを・・」では「個人」のようだ。    
 ・「大谷の名誉・財産に害を加えると脅し・・・」、を分かり易く説明を。  
△検察;釈明の要なし。(傍聴席から少し怒りの声)  
◎裁判官;「事前共謀」か、「現場共謀」か?
△検察;「事前共謀」です。
◎裁判官;「個人」と「法人」の関係については・・・。
△検察;特にない。
△検察;「代表取締役」だが・・・
△検察;・・・(聞き取りにくく、メモできなかった)  
◇弁護;「名誉・財産に害を・・」の対象は「個人」か「法人」か。明らかにできるはず。
△検察;従前通り。(傍聴席から少し怒りの声)  
◇弁護;「機関たる個人」でいいか?
△検察;そうだ。  
◇弁護;念押し。        
・・・・10:18        (次に、武委員長から、被告人意見陳述に移る) 

報告2:武委員長の大弁舌(上)。法適用の不平等や府警の拷問事実を鋭く暴露!

  【武委員長意見陳述】  10;19〜
 3点に渡って述べる。第1に、公訴「事実」について。第2に、裁判所・検察・大阪府警の 不当な取り締まりのやり方について。第3に、我々の運動の妥当性・正当性について、である。  
 第1に公訴「事実」について。
 「多数の組合員と共謀の上・・・・大谷生コンに・・・をして、広域協組への加入を承諾さ  せようと企て」と言うが、そのような事実はない!
 「加入を拒否した大谷生コン」と言うが、事実と違う!
 大谷生コンは「加入すると誓約した」が、加入の手続をしなかったのだ。  
 10/1の「行為」はいずれもしていない。「業務妨害」も「脅迫」もしていない。  
 「人に義務のないことをさせる」、それもしていない。
 大谷生コンは○年○月に、「▽月までに広域協組に加入する」と誓約していたのだから、  「義務のないこと」ではない!
 「約束の実行」を要請するのは当然の権利だ。  
 労組が争議行為を行なうのは当然の権利だ。私は無罪だ!    
 次に、法はいかなる人にも平等であるべきだ。  
 それならば、堤義明の件はどうか?
 彼は21日の勾留、1億円で保釈された。  
 では、堤のしたことは何だったのか?まさに「資本主義の根幹を揺るがす」罪ではないか!   (*関西生コン支部の運動が大資本から「資本主義の根幹を揺るがす」ものとして目の敵にされて弾圧されてきたことを踏まえた痛烈な皮肉!・・・裁判官には分かるかな?)
  つまり、第1に「インサイダー取引」であり、第2に財産相続で税を納めなかった。自ら払うべき家賃を会社に払わせていた。     
 資本主義発展の3大要素に、
  @高度な信用保証、
  A会計処理で単式簿記から複式簿記への移行、
  B株式(会社?)、が挙げられるが、この3大要素を揺るがしかねないのが堤が犯した罪であり、国家そのものの存在を危うくするものである。   (*資本主義肯定論者からしても許せない許せない大犯罪ではないか、という痛烈な批判)    
 我々4人の逮捕から、もう4ヶ月が経とうとしている!「5月まで勾留延長」、と裁判所が  判断したが、4人が起こしたと言われている事件と堤義明の起こした事件を較べたらどうか!  
 明らかに「法の下の平等」を著しく逸脱しているものである。    
 次に、検察について。
  本件ではわずか3回の調のみだ。わずか合計30分のみの調べである。  
 しかもその内容は無関係のことばかりで、天気のこととか、ライブドアをどう思うかの感想 などである。  
 これは、最初から起訴ありきであって、明らかに嫌がらせである。    
 「法の下の平等を欠いている」点について、現職検察官の三井の事件では、現職の検察官達が裏金を作っていることがマスコミに暴露された。これは詐欺行為、公文書偽造で、重大犯罪である。しかし、検察はこの犯罪を捜査したのか?逮捕したのか?  
 まさに「身内に甘く、労働運動にはきつく当たる」ではないか!     
 次に大阪府警について。  
 大阪府警は本件について多くの人に証言を求めた。その時に「今後事件の調べに全面協力す  る」と言わせている。一般の人が警察にそう求められたら断れるものではない。
  22年前、我々を潰すために大阪府警は東淀川署に50人の専従班を置いて、事件でないものを事件にして、十数人の逮捕を行なった。この時は経団連の大槻文平が我々の運動を「資本主義の根幹を脅かすもので絶対に箱根の関を越えさせてはならない」と言って、それに沿って権力が動いた。    
 今、22年前と同じことをやっている。しかも、暴力団を上回ることをやっている。  
 大阪府警の留置場に入れられた時に同室だった人は、厳しい調べを受けて、壁に3時間も向  かわせたり、髪の毛を引っ張ったり、殴ったりして・・  
△検察;異議あり!本件と関係ないことを言っている。(異議1回め)
◇弁護:関係ある。このまま言わせて下さい。
◎裁判官(3人で短く相談して);事件に関連することを分かり易く述べて下さい。
武委員長:大阪府警の体質を述べることは、大いに事件に関係することである!  
 その人は暴力に耐えかねて府警の言う通りに従い始めた。そしてついに病院に連れて行かれるようになって初めて暴力が止んだ。 
 これは拷問であり違法な取り調べでだ。これが大阪府警の体質である。                                   (以下続く)

報告3:武委員長大弁舌(下)。大谷のヤクザ体質の暴露や関生運動の成果実態

  【武委員長意見陳述】(大阪府警の拷問取り調べ暴露と大阪府警の体質問題からの続き)    
 これと大谷の体質は実によく似ている。このふたつは結びついている。  
大谷という人間は、金儲けのためならウソをつく、ヤクザを雇うことを平気でする。  
これは私が体験したことのみ言っているのだ。  
大谷は、「約20年前に武から圧力があった」と言っているが、これは「大谷の生コンが高すぎて困っている」という企業から相談があった時のことで、この企業は大谷に値段の引き下げを申し入れた。そしたら現役の暴力団が乗り出してきて、500万円をその企業から恐喝した。
△検察;異議あり!公訴状の中にないことを言っている。そういうことは証拠調べの時に言えばいいことで・・・、(異議2回め)
◇弁護:公訴状には「被告から脅迫された」と書いてある。   
 そういう体質の人間かどうか述べておくのはおかしくない。被告人は長く述べるつもりはない。自分の気持ちを述べようとしているのだ。
◎裁判官(左側の裁判官と短く相談):異議を棄却する。 ただし、被告人は手短に述べて下さい。                             ・・・・10;37 武委員長:大谷は2003年にいわゆる「シャブコン」をやった。そして我々から叩かれた。  
 この時、また、山口組の現役のヤクザが私に電話してきた。私は身の危険を感じて、それ以降ガードマンをつけざるを得なくなった。    
なぜ、こんな弾圧があるのか?  
それは我々の運動の正当性・妥当性・必要性を理解しないからである。  
我々の運動は、労働条件の改善、職場の民主化に大きな成果を上げてきた。     
  ・40年前は休みと言えば正月休みの3日間しかなかった!年間5800時間働いて年収60万円だった。それが今では年間2000時間働いて年収は750万円を超すようになった。  
  ・職場での差別、人権無視はほとんどなくなった。    
 次に、万博以降、生コン業界は供給過多産業に転落した。そこで我々の労働組合は、個別  対応では限界だと考えて、産業全体の改善を進めようとしてきた。   そのために産業政策を打ち出して30年間運動してきた。   この30年の間で、労組と中小企業が労使一体となって協調している時は、うまくいった。  
 しかし、権力弾圧をされてそれが厳しくなると倒産が増えた。1981年から83年の権力弾圧のために倒産がたくさん起こった。     
今日、1994年から広域協組を設立したが、その当時の協組の組織率はわずか37%だった。
それが我々の運動によって、今は80%以上になり、ようやく適正運営ができるようになった。
中小企業と労働組合は労使一体になってこそうまくいく。   
これが我々の歴史的経験である。     
我々を含めた3労組による「生コン産業政策協議会」が企業と協議をしている。だからこ  そこの10年間、業界は安定してきた。倒産する所はなくなった。倒産したのは生コン以外のものに手を出した所であって、生コンだけやっている所の倒産はない。     
アメリカ型のグローバリズムが広がっているが、我々は断固反対で闘ってきた。   
「弱肉強食」の延長に戦争がある!  
小泉政権の「戦争のできる国家への転換」と我々は闘っている。    
今、国の借金は莫大なものになっていて、1秒間の金利が○○億円にものぼっている。   
この小泉政権と我々は断固闘っている。     
我々の闘いは、大阪だけでなく近隣府県でも成果が拡大しているし、全国にも影響を及ぼしている。   
我々の産業政策運動は、中小企業労働運動の中で高く評価されている。   
弱者である労働者と中小企業が、強者である特権企業と闘っている。   
警察・検察の我々への弾圧は、強者である特権企業の手先になって弱者を弾圧するものだ。  
こういうことでは「法の支配」が揺るぐことになりかねない。    
△検察;異議あり!陳述の時間が長すぎる。事前に協議して確認されていた時間は○○分ということだったのに、既にその時間を超えている(異議3回め)
◎裁判官;被告人は手短に述べて下さい。時間を超えていますので。
◇弁護:他の被告人の陳述時間は短いですから大丈夫です。そのような分担を行なっているものです。それに検察官が異議を言わなければ、今時はもう終わっている段階です。(傍聴席から失笑)
◎裁判官;それでは述べて下さい。  
武委員長;裁判官に「法の下の平等」を貫くことを強く要望して、私の陳述を終わります。                               ・・・10:48        
(傍聴席から拍手起こり広がる)       
◎裁判官;傍聴人は拍手をやめて下さい。    
(傍聴席から「ハイ!」の声。・・・戸田と趙博さん) (笑)
◎裁判官;答えは要りません。     
(傍聴席から失笑。また「ハイ!」の声1人)
  ◆これで武委員長の意見陳述は終わった。10;19〜10;48までのほぼ30分に渡る大弁舌だった。   
  ◆武委員長の弁舌の鋭さに慌てた検察官は、青くなって3回も「異議」を唱えて武委員長の発言をふさごうとした。権力側が隠したいこと、裁判官に目を向けてもらいたくないこと、がそこになる。   
 この後、他3被告の意見陳述に続く。

報告4:竹谷・片山・福島3役員の意見陳述〜大谷に「義務」はある!

【竹谷役員の意見陳述】
(概要)  10;48〜    
 「今日がタイムリミットや。ハンコ押してもらわんと・・・・」と言ったことはない。  
 「語気を強くして」、もやっていない。   
10月に大谷のプラントで車両を進入させないようにした事実はあるが、その対応については争う。   
我々がやったことは、労組の団体行動であり、組合活動としてやったことで、全く正当な  ことである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  
【片山役員の意見陳述】
(概要)  10;50〜  
 「広域協組への加入を強要・・・」では、次の点が違う。   
大谷は加入を拒否していたのではなく、加入の意志を明確にしていたのだ。  
04年9/30の「ハンコ押してくださいや。・・今日がタイムリミット・・そうしてもらわん  と・・・」、と言ったことはない。   
「加入しないと・・・・実力阻止しかねない指示・・・」も、していない。     
10月のプラント現場の件、「進入阻止」は認めるが、大谷生コンの実質経営者がシンワ産業のため、このシンワとの争議行為があったので、争議の一環であった。   
  また、協組加盟を要求する組合活動でもある。    
 「人に義務のないことをさせる」については、大谷は協組加入を誓約していたから、「義務のないこと」ではない。  
私は、「強要未遂」は無実であり、「威力業務妨害」も無実です。 
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【福島役員の意見陳述】(概要)  10;56〜   
「共謀の上・・・広域協組への加入を・・・・企てた」について、大谷生コンは広域協組加入を約束していたと聞いていた。   
大谷生コンの実質経営者は・・・・がシンワ産業であり、シンワとは労使紛争があった。     
9/30の件は、私は全く関与していない!   
10/1のことは、プラントへの車両進入を阻止したことは認める。   
10/6のことでは、私が現場にいた時間帯では進入車両はなかった!    
「人に義務のないことをさせる」については、大谷は協組加入を誓約していたから、「義務のないこと」ではない。  
 シンワ産業は・・・・   我々がやったことは、正当な組合活動であり、労働運動です。 10:59
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  
弁護;被告4人の弁護士それぞれ4人が、被告の意見と同様であることを述べる。   
 ポイントとしては、   
  ・「強要未遂」は無罪。広域協組加入は、大谷には「義務のないこと」ではない。   
  ・「威力業務妨害」については、車両進入阻止の事実は認めるが、態様については争う。    
 労組として正当な組合活動である。    〜11:01

報告5:検察官、見てきたようなウソを言い。冒陳

 11:03から検察官の冒頭意見陳述が行なわれた。  
 人は自分の言葉に自信がない時やウソをつく時は、えてして早口になったり人の目を見て喋れずに目を伏せたりするものであるが、検察官の冒陳は非常に早口で抑揚もなく、原稿だけを見ながら顔を伏せて小さな声で喋るので、大変に聞き取りづらかった。    
 また、現場実態を踏まえ、かつ、もしも実際に言ったことを「言っていない」とごまかしたら非常に不利になることが分かっており、日頃の人間性からしてもウソをつくことのできない被告人の陳述の重さと較べると、その内容もいかにも「筋書き通り」でしかなく、真実みが感じられるものではなかった。   
聞いていて思わず「講談師、見てきたようなウソを言い」というザレ言葉が浮かぶのを禁じ得なかった。そこで一句。「検察官、見てきたようなウソを言い」      
  そういうわけで、以下の検察冒陳紹介では、話の進行や筋書きの概要を主として紹介し、その中の目立った言葉を多少詳しく紹介することにする。  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【検察官冒頭意見陳述】 11:03〜    
 ・武委員長ら被告4人の経歴紹介をズラズラと。特に逮捕歴や有罪歴は念入りに紹介して、いかにも悪人みたいに印象付けようとする。  
 ・関西地区生コン支部労組について・・・約1000人で、武建一委員長の独裁体制と紹介。  
 ・広域協組について・・・「その中では自由競争原理が働かず・・」とわざわざ「解説」  
 ・武委員長と広域協組の関係・・・構造不況を脱するため歩み寄りをした。    
 ・武委員長の活動実態・・・協組で大阪のシェアを全て支配し、「利益をむさぼることを企てた」、と決め付けた(!) アウト業者を協組に加入させようとして圧力かけた。   
 ・大谷生コンのこと・・・「大谷生コンとシンワ産業は全く別」、と「解説」    
 ・○○年に、大谷生コンが不正行為を行なっていると「デマを出した」(!)この件を大谷生コンは虚偽として損害賠償訴訟を起こした。  
 ・加水生コン問題について、武は大谷に対して、マスコミへの話を控える条件として、「懇話会への参加」と「先の損害賠償訴訟を取り下げる」ことを求めた。     
(●大谷の違法行為は「関生労組のデマ」だと検察がお墨付き?! ●加水生コンの事実をぼやかして、大谷への善導=業界改善策を汚い取引であるかのように描き上げようとする検察! ホンにあんたは違法業者の味方やなぁ・・・)  
 ・懇話会での武委員長発言アレコレ。加入要求行動について。  
 ・広域協組加入の誓約について・・・・大谷は加入誓約などしておらず、加入拒否の意志を 明白に表明していた、との逆主張をアレコレ展開。(●ウソの上塗り?!)  
 ・大谷が被害者であり、関生労組に脅威を感じたことについて・・・・「大谷が加水生コンを使っている」との「デマ(!)を流された体験があったので」、「脅威を感じた」!  
 ・加入強要のための労組側発言・・・・いかにもそれらしい脅しセリフを列挙。  
 ・プラント現場での業務妨害行動・・・・列挙。    
 ・関生労組による大谷生コンの被害金額・・・10/14と10/6で約1380万円!ほか、度重なる業務妨害行為で、予約のキャンセルで2500万円!大谷の取引先にも圧力をかけた。  
 ・懇話会のこと・・・・         〜11:21(冒陳18分間)  
(以下、弁護人の意見提起に続く)

報告6;弁護人、検察のズサンと作為を突く!次回は5/16に803法廷で 

 *法廷での(証拠として)ビデオ上映というのを初めて見ました。もう法廷では普通のことになっているようです。こういう点では議会の方が全く遅れていることを痛感。
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◎裁判官;(検察官の冒頭意見陳述への)弁護人の意見は?    11:21〜
◇弁護:冒陳の13ページ、○○○○○○の文に主語の混乱があるようだが(別々の主語でなければならないところを全て関生労組を主語にしてしまっている)、これはどういうことか?
△検察(慌てて3人で協議して);えーと、それは記述ミスで、文章後半の主語は「懇話会」です。
(傍聴から「エエカゲンやのう」の声)
◇弁護:冒陳の10ページめでは、10/1の行動の件で片山役員の名前があるが、起訴状では同日の行動に片山役員の名前がない!これはどういうことか?
△検察(慌てて);ちょっと待って下さい。(3人でしばし協議して)   
 ゴニョゴニョ。(聞き取れず)   
(傍聴から呆れと怒りの声少し)
◇弁護:・・・・プラントへは行った、ということか?
△検察;そう。
◇弁護:10/1に片山役員はプラントへは行ったが、妨害行為はしていない、ということですね。
△検察;(無言でうなずく)                            〜11:26  
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◎裁判官;弁護人、検察官提出の証拠についての意見は?
◇弁護:書面で出した通りです。
◎裁判官;・・・・(書き取れず)
◇弁護:一点だけ。不同意の件で・・・アレコレ説明・・・      
◎裁判官;それでは・・・・証拠採用(同意と一部不同意)
△検察;「証拠」の説明アレコレ・・・・    大谷生コンの「法人税法違反事件」についてもあれこれ説明。    
 (●たしかこれは、脱税行為で大谷が逮捕された事件だと思う。本件事件の証拠として出される意味については後日調べて、別途報告する)
◎裁判官;次、証拠物については?(検察側証拠のビデオ上映について)
△検察;ビデオ再生を求めます。
◇弁護:ビデオの「10:56から11:00くらい」の4分で同意する。声を消して映像だけを。警察の説明が入っているので。  
【ビデオ上映】(大谷生コンのプラント前での車両阻止説得行動) 場内しーん!と緊張  
◇弁護:ちょっと戻して!10:56;18のところを      〜11;49   
そう、そこのところです。         
(法廷内、何事かと緊張が走る)   
画面で「56分18秒のところから、いきなり「32秒」のところまでポーンと飛んでしまう!      
検察官の説明では、このビデオは8ミリビデオの原本でも飛んでいると言う。   
その理由は不明であって、編集されているのではないのか?!                
(法廷内に驚きが走る)   
なぜ飛んでいるのか?次回で説明願いたい。   
◎裁判官;弁護人の連名で、証拠物の了承。不同意のものは? 検察官は?
△検察;証人尋問を申請する。証人は「田中しんご」。本件に至る経緯(?)   主尋問として6時間を。
◎裁判官;立証趣旨は?・・・・(書ききれず)
△検察;・・・・(聞き取れず)  
◎裁判官;それぞれの意見を。
◇弁護:同意する。  
◎裁判官;反対尋問の件は?
◇弁護:主尋問を聞いてみないと分からないが、少なくとも主尋問と同じかそれ以上を求める。6時間+αということで。
◎裁判官;それでは証人を採用します。検察官、証人は召喚か同行か?
△検察;「同行」ということで。      
◎裁判官;次回期日は、5月16日(月)の午後1;30から夕方まで。場所は803号法廷で。これからずっと、この803号法廷を使います。
(傍聴から、「大法廷を使うべきだ!」の声一部に〜戸田)   
 これで閉廷します。 〜12;00
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傍聴人、被告4名に駆け寄り、声をかけ、握手したり肩に触れたりして激励を示す。
 4人は名残を惜しみながら、闘志を示しつつ、連れ出される。
戸田;「さっさと保釈しろ!これは不当な監禁じゃないか!」、「大法廷を使わせろ!」等々、と抗議の声。
◎裁判官;傍聴人は退廷して下さい。
(・・・・・と繰り返すが、人が一杯ですぐには退廷できない。)   
(検察官は戸田を見ながら、しきりに「あの男に退廷命令を出してくれ」とでも言いたそうに裁判官に視線を送る。)   
*戸田はよっぽど、検察官に「私は門真市の議員の戸田というものだ。私に何か言いたいことがあったら受けて立つから言ったらどうか。だいたい今は法廷が終了しており、自分の意見を口にしたからといって、あれこれ文句を言われる筋合いはない。これも市民からの意見と思って少しは耳を傾けてみたらどうか。重大犯罪を犯した堤は保釈して我々の仲間は勾留し続ける理由が言えるのなら言ってみろ!」と言おうと思った。 名刺を差し出して言ってやればよかった、とこの点は心残りのまま戸田も退廷。
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12時すぎ、ようやく全員が退廷して市役所南側のデモ出発地点に向かう。
 デモの主発前集会で、戸田が「獅子吼演説」で法廷の模様を報告して全体を鼓舞。中嶋弁護士が法的な解説と激励。
12:30,1200の隊列でデモ出発。