*不当弾圧とマスコミでの大々的な不当報道にも拘わらず、翌日の1/14連帯ユニオン近畿地本の旗開き集会 は、例年を上回る多数の来賓;160名余(国会議員も含めた各級議員や友好団体・業界関係者等)と多数の
組合員380名余で文字通り立錐の余地もないほどの盛況で、新年を祝いつつの怒りの決起集会となりました。
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みなさん明けましておめでとうございます。会場いっぱいのご参加ありがとうございます。
旗開きというのは新年の新しいスタートを祝うものですが、今年はそれと同時に我々にとっては昨日の 1/13不当弾圧への怒りの総決起集会でもあります。
今こうしている間も、我が連帯ユニオンの関西生コン支部の委員長であり日本の労働運動の中で傑出し たリーダーでもある武委員長、そして我々の仲間の役員たちが留置場や取調室の中に置かれていることを
怒りを持って確認しておきたいと思います。
1/13弾圧の事実経過や不当性について、詳しくは本日皆さんにお渡しした「緊急声明」にある通りです が、私の方からもかいつまんでいくつか述べておきたいと思います。
まず事の本質は、連帯ユニオンの運動と組織の前進に恐怖した独占資本と権力による不当弾圧だという ことです。
「革命運動の前進は密集せる反革命を産み出し、それと闘うことによってこそ革命は前進する」とマルクスは言っております。また、「敵階級から蛇蝎の如く嫌われることは本物の革命家である証であって大
いに誇りに思うべきことである」と言ったのは毛沢東でありました。ここで言われている「革命」という 言葉を「労働運動」に置き換えて考えても、本質は同じであろうと思います。
では連帯ユニオンの組織と運動の前進とは何か?
まず第1に生コン産業の業界の画期的な大改革を前進させたことです。そのことは本日お集まりの生コ ン産業の関係者のみなさんが最もよくご存じのことでしょう。
生コン産業の労働者と中小企業にとって、全国で最も好条件を作りあげているのがこの関西であります。 例えば首都圏ですら大型の運転手が朝の3時や4時から働いても年収400万円前後にしかならないのが実
態ですが、関西ではそのようなことはありません。
そのことは敵独占資本から見た場合は、関西だけが異常であって労働コストが高く、労組と中小業者が 共同して業界改革がなされている、だからこれを絶対に許してはおけない、となるわけです。そのために
今回の弾圧攻撃がかけられたわけです。
次に大きな前進は、連帯ユニオンが政治分野への進出を大きく進めてきたことです。
そのひとつが「連帯ユニオン議員ネット」の結成であり、来たる2月8日にこの会場で各級議員40〜50 人の参加を得て「連帯ユニオン議員ネット」結成大会をする運びになっています。本日ご参加の議員や出
馬予定のみなさんもぜひこれに参加されることを呼びかけますが、こういった動きへの妨害としても今回 の弾圧がなされたと言えるでしょう。
さらにもうひとつには、戦闘的な労働運動を土台として新たな政党を作って国政に進出した韓国の例を 参考にして、この日本でもそのような政治勢力を作ろうとする動きに連帯ユニオンが大きく参与してきた、
ということであります。
3番目には、生コン産業労働者を主軸として画期的な日韓労働者の共同闘争という国際的な運動を連帯 ユニオンが作りあげてきた事であります。
かつては日本の左派の学生や労組活動家、市民運動家による支援連帯のレベルにあったものが、今や現場労働者が頻繁に国境を越えて連携し合い共同する闘いへと大きく前進してきました。
このことは多国籍企業の進めるグローバリズムに対する大きな打撃として存在しています。 まさに「組織された闘争力とプロレタリア国際主義」を実践しているのが、我々連帯ユニオンの闘いなのです。
今回の1/13弾圧は、我々のこういった前進に対するデッチ上げ弾圧であって、マスコミを大動員して「背任」だ何だと騒ぎ立てて連帯ユニオンの社会的イメージを低下させ、組合内部やその周辺に疑心暗鬼
を掻き立てて、組織や運動の分裂を図ろうとするものであり、特に産経新聞や読売新聞では権力の意を受 けて、そういった内容を大きく書き立てております。全くとんでもない話だと言わなければなりません。
このように、関生(かんなま)の運動が業界改革で大きな成果を上げようとしている時に大弾圧がかけ られるという面においては、今回の弾圧は今から22年前の権力弾圧と非常に良く似ています。
しかしながら、22年前とは全く違う面が存在します。その違いは何か?
それは我々の主体が全く違っているということです。
22年前は、関西生コン運動の主軸は、権力弾圧に弱く、選挙の票を気にして闘えなくなってしまう共産党でありました。
そして弾圧を受けた時に、関生の運動を貫き戦闘的に闘おうとする者は共産党と縁を切り、逆に共産党 にしがみつくものは関生の運動から逃亡し、戦闘的な労働運動から逃亡していきました。
そうした中で組織が分裂し、そこに国家権力や資本がつけ込んで弾圧を強め、関生の運動は苦闘を強いられました。
しかし今はどうでしょうか?
ご来賓の方々がご覧のように、今の我々連帯ユニオンには権力弾圧に対する動揺は全くありません。組 合員全員が自分達の闘いに確固たる確信を持っており、不当弾圧への怒りに燃えて一丸となって決起して
います。
この点を業者のみなさんは安心していただきたいと思います。
労働者にとってのみならず中小業者にとっても、この弾圧をはねのけて業界改革を進めていくことがも っとも有利な途であり、独占資本の思うがままにされてしまっては労働者にとっても業者にとっても報わ
れる途はありません。
また22年前は共産党直系労働組合の中の関西の一部分でしかありませんでしたが、現在の連帯ユニオ ンは様々な業種分野を持った堂々たる全国組織であり、さらにまた今回の弾圧にあたって、我々への支援
の動きは全国各地から寄せられるだけでなく、国境を越え海を越えて海外からも寄せられるほどの大きな ものとなるでしょう。
我々は今回の弾圧が長期に渡る大規模な弾圧になることをも十分に予測しておりますが、しかしそれと 断固として闘って、逆に組織の拡大と前進を作りあげていきます。
そういう意味で今年2005年は、連帯ユニオンの歴史の中で記念すべき年として刻み込まれることは間 違いありません。
米軍のイラク支配もイラク民衆の闘いよって破綻していくことが明かであるし、小泉政権もまた行き詰 まって、これ以上持たなくなっていくことが明かです。
そういう状況の中で我々連帯ユニオンの闘いが存在していることを、この場でみなさんと共に自信を持 って確認していきたいと思います。
今回の不当弾圧に怒りを燃やし、共に闘っていきましょう!
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*この「挨拶全文」は、当日しゃべったことを骨子メモと記憶に基づいて再生したものなので、当日の挨拶と言い回しが若干違う部分が一部ありますがほとんどは同一であり、趣旨は全く忠実に再現されていますが、1/23弾圧粉砕緊急集会で配布された文章においては、共産党への名指しをやめたり、「革命」という言葉の部分を別の言い回しにしたりして幅広い共闘に配慮したものとなっています。
この修正文章を連帯ユニオンとしての公式発言としていますので、上記の口頭記録は非公式なものとなります。
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