◆派兵の人件費、移動、設営、物品費等々、詳しく知ってる人は

04/05/03自由論争掲示板書き込みより


 私達の本人訴訟では、自衛隊イラク派兵の「ゼニカネの問題」も大いに取り上げたいと考えている。03年度・04年度で「総額377億円」とか言われてますが、それで済むもんでしょうか?

 基地の設営費、手当も含めた人件費、通信費、移動費、諸々の物品費などをハッキリと出して、それが膨大で不当な税金浪費であることを明白にしていきたいと思います。
 とりあえず、戸田があれこれ検索したところ、以下の記事が見つかりましたが、もっと詳しい情報や資料を入手して裁判資料にしていきたいと思います。なにかご存じの方はぜひ教えて下さい。

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@国立大学独立行政法人化の諸問題2004年01月12日

 http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000452.html

「自衛隊員千名の派遣予算で現地人56万人の雇用が可能」
大学生のweblog シヅゴコロナク 2004.1.11 より

 日本のNGOが行っているアフガンでの救援活動では現地の人に日当250円支払っていて、これがとても喜ばれているのですが、一方、今回派遣される自衛隊員には一人当たり、危険手当一日3万円、食費一日3万円、装備などの消耗品一日1万円、死亡見舞金(1億円)は別としても、自衛隊員一人で毎日7万円かかるわけです。
  おまけに自衛隊員は、半数は作業、半数がその護衛ですから、作業する自衛隊員一人あたり14万円の費用がかかります。
  14万円なら560名の現地人に日当が払えます。
  自衛隊員を1000名送るなら、代わりに、56万人の現地人の雇用が確保できるの です。・・・・・

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2004年 2月 7日 新聞記事

・・防衛庁の西川徹矢運用局長は、陸自がサマワに設ける宿営地の設営費用は、資材の購入や整地など約六十億円になるとの見通しを示した。ただし、土地使用経費は地権者と調整が続いているため、含まれていない。

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赤旗記事4/11

自衛隊は最も不向き NGOとの差は歴然
給水能力では80トン対2千トン

 自衛隊イラク派兵の「実施要項」は、陸上自衛隊の「人道復興支援活動」として、(1)医療(2)給水(3)学校などの公共施設の復旧・整備―をあげています。
 このうち給水は、石破茂防衛庁長官の説明によると、サマワの人口十六万人のうち、需要は九万人。陸自の給水能力は一日あたり最大八十トンで、給水対象は一万六千人分にしかすぎません(六日、参院外交防衛委)。サマワ市民のニーズには程遠いのが実態です。

 一方、イラク国内で活動しているNGOの場合、前出の熊岡氏の国会陳述によれば、八万人から十万人を対象にした給水支援をイラク国内ですでに実施しています。
 給水能力は、一日千―二千トン。
 自衛隊の派兵経費は全体で約四百四億円に対し、NGOの給水活動にかかるのは、数千万円から一億円。自衛隊の活動がいかに非効率であるかは明白です。(表)
 そのうえ陸自の給水対象一万六千人というのも、NGOの基準に比べれば、水増しした数字です。市民一人一日あたりの配水基準を五gで計算しているからです。
 NGOの基準(十―二十g)で計算すれば、陸自の給水量は四千―八千人にすぎません。
 しかも、サマワ市民への給水は自衛隊がするのではなく、宿営地まで地元の給水車にこさせ、鉄条網越しに給水。その給水車が市民に提供するシステムです。

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イラク無償協力に1650億円、自衛隊派遣377億円 (12/20 10:41)朝日新聞記事)

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 財務省は、イラク復興のための自衛隊派遣費用として04年度予算の財務省原案に135億円を計上した。03年度の予備費支出と合わせて377億円となる。

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@日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2004年 1月16日号

  http://www.creative.co.jp/top/main452.html

■ 欧米は全部公表なのになぜ隠す? 自衛隊派遣費用377億円

◆ 税金なのに大半は使途不明 ◆

 イラクへの自衛隊派遣費用はトータル377億円かかる見込みだという。
 派遣隊員の手当や通信費、糧食費、輸送経費が含まれるが、ダントツなのが陸自の「装備費」。実に7割近くを占める約250億円。このカネが「何に使われようとしているのかサッパリ分からない」と専門家の間で問題になっている。
 軍事ジャーナリストの清谷信一氏がこう言う。
「政府の基本計画にはイラクに携行する武器・車両5種類が盛り込まれました。
 が、これらはすべて既に自衛隊が持っている装備だから新規調達費用は不要です。
 テロ攻撃を防御するために車両に防弾板を取り付けたり、武器を改良するにしても、わずかな金額です。
 私は防衛庁に250億円の内訳について何度も質問しましたが、『軍事機密上明らかにできない』の一点張り。

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@野中発 連続取材日誌 動画日誌(サマワ編)

http://www.asiapressnetwork.com/urgent_report/20040423/20040423_01.html

自衛隊への失望広がる

 ・・・自衛隊派遣に関する費用はおそらく数百億円になる。膨大な無駄使いと思う。
 サマワの人々の日当は5〜6ドル。自衛隊員ひとりの手当てでイラク人だと50〜60人も雇用 できる。
 また550人の派遣隊員のうち、実際に支援活動に携わるのは120人程度との報道もある。信じられないほど非効率で、税金をドブに捨てるに等しい。

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@週刊ポスト/2003.10.24

http://www.weeklypost.com/jp/031024jp/news/news_2.html

  (抜粋)外務省中枢筋の話。

「アメリカはイラクの復興と治安維持にかかる費用を向こう10年間で1000億ドル(約11兆円)以上と計算している。
 日本は12年前の湾岸戦争で1兆8000億円を出したから、今回も全体の2割にあたる2兆円程度は出してほしいといってきた。
 しかし、湾岸戦争当時とは財政事情が違い、そんな余裕はない。そこで、官邸は“湾岸の時はカネだけの貢献だったが、今回は自衛隊を出して日本も血を流す覚悟だ”と自衛隊派遣を約束し、戦費、つまり復興支援の金額を1割の約1兆円にまけてくれと交渉した」

・・・・世界銀行はイラクの復興の費用を4年間で約550億ドル(6兆1000億円)と試算し、日本政府はそのうち1割の50億ドル(5500億円)を負担することを検討している。
  ただし、その金額はあくまでも今後4年分であり、復興費全体の半分にすぎない。日本は最終的に100億ドル(1兆1000億円)を支払うことになる可能性が強い。

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